【四字熟語】
上求菩提
【読み方】
じょうぐぼだい
【意味】
菩薩が上に向かって悟りの道を求めること。菩薩が行う自利の行。
【語源・由来】
「上求」は上に求めること。「菩提」は煩悩を断ち切って正しい知恵を得、悟りを開くこと。仏教ではこの二つが菩薩の道とされている。
【典拠・出典】
『摩訶止観』「一・上」
上求菩提(じょうぐぼだい)の使い方
健太くん。最近空手の練習をさぼりすぎじゃないの?
県大会で優勝したし、もう十分かなと思って。
上求菩提というように、菩薩様ですら上を目指そうと努力なさっているのに、健太くんは県大会で満足して、全国大会での優勝を目指さないの?
そうだね。上を目指して努力を続けるべきだよね。
上求菩提(じょうぐぼだい)の例文
- 上求菩提というように、現状維持ではなく、さらに上を目指し修行を続けなくてはいけません。
- 菩薩様が、上求菩提を志したように、私もさらなる高みへと行けるようがんばります。
- 上求菩提下化衆生、自分は常に上を目指しつつ、部下にも上を目指すよう丁寧に指導するようにしています。
- 仏陀が上求菩提、悟りの境地を求めたように、私も空手の極意を知るために、日々練習を積んでいます。
- 上求菩提、人間も学ぶことをやめたらそこで終わりなんだよ。