一丘之貉の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
一丘之貉
【読み方】
いっきゅうのかく
【意味】
同じ丘に住むムジナ。似たようなもののたとえ。同類のものをけなしていう語。多く悪者に対していう。
ええっ、それって「似た者同士」やな。
同じような悪いことをする人たちを見て、「お前ら同じやな~」って言いたいときに使うんやろ?
ある意味、気をつけなあかん言葉やな。
同じような悪いことをする人たちを見て、「お前ら同じやな~」って言いたいときに使うんやろ?
ある意味、気をつけなあかん言葉やな。
【典拠・出典】
『漢書』「楊惲伝」
【類義語】
・一味同心(いちみどうしん)
・一味徒党(いちみととう)
・一味郎党(いちみろうとう)
一丘之貉(いっきゅうのかく)の解説
カンタン!解説
「一丘之貉」っていうのは、同じ山の中に住んでいるアナグマのことを指すんだ。でも、この言葉を使う時は、似たような性格や行動をする人たちのことを指して、特に良くない意味で使われることが多いんだよ。つまり、「あの二人は一丘之貉だね」というと、「あの二人は似たようなダメなところがあるね」という意味になるんだ。
「一丘」っていうのは、一つの小さい山や高い場所のこと。「貉」っていうのは、アナグマのことを指すんだ。でも、この「貉」は、別の漢字で「狢」とも書けるよ。この言葉の出どころは、昔の中国の本『漢書』にあるんだよ。
つまり、この言葉は「似たような性格の人」や「同じようなことをする人たち」を指して使われることが多いんだ。でも、ちょっと注意が必要で、良くない意味で使われることが多いから、友達に対して使うときは気をつけようね!
一丘之貉(いっきゅうのかく)の使い方
また、掃除をさぼって帰ってしまったのか!
健太くん。何を怒っているの?
クラスメイトがいつも掃除を免れようとさっさと逃げてしまうんだ。
健太くん。一丘之貉ね。健太くんも宿題を免れようといつも私のところに逃げ込んでくるわよね。
一丘之貉(いっきゅうのかく)の例文
- きれいごとを言っても、結局、彼と僕は一丘之貉、お金が好きなんです。
- 健太くんと長い付き合いだけど、彼と一丘之貉と思わないでいただきたい。
- 芸能人が立て続けに薬物使用疑惑で逮捕されたけれども、芸能人はみんな一丘之貉でしょう。
- 母は私がつまみ食いすると怒るけれども、母も味見と称してつまみ食いしているので一丘之貉です。
- 彼だけ髪の毛の色が黒色だけれども、やっていることは、あの不良たちと一緒で一丘之貉です。
しかし、この言葉の本質は、とても似た特性を持つ人たちや、同じような悪い性格を持つ人たちを表すためのたとえなんだ。