一箭双雕の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
一箭双雕
【読み方】
いっせんそうちょう
【意味】
弓を射るのがうまいこと。一つの行動で二つの利益を得ること。「一箭」は一本の矢、「双雕」は二羽の鷲。くまたか。
一つのことをやったのに、ふたつのいいことが起きるんやな!
それは、サッカーで言うと、シュート一発で二点取れるみたいなもんやな。
これは、「一度の行動で、二度おいしい」っていう意味やね。
それは、サッカーで言うと、シュート一発で二点取れるみたいなもんやな。
これは、「一度の行動で、二度おいしい」っていう意味やね。
【語源・由来】
一本の矢を一回放って、二羽の鷲を射るという意味から。
【典拠・出典】
『北史』「長孫晟伝」
【類義語】
・一挙双擒(いっきょそうきん)
・一挙両得(いっきょりょうとく)
・一石二鳥(いっせきにちょう)
・一発双貫(いっぱつそうかん)
一箭双雕(いっせんそうちょう)の解説
カンタン!解説
「一箭双雕」という四字熟語は、文字通りには「一つの矢で二羽の鷲を撃ち落とす」という意味だよ。だけど、実際には、矢や鷲を実際に撃ち落とすことを指すわけじゃないんだ。
この四字熟語は、実際の生活やビジネスなどのシチュエーションで「一つの行動や努力で、二つ以上の良い結果や利益を得る」という意味で使われることが多いんだ。つまり、効率的に、そして賢く行動することで、期待以上の結果を得ることができる、という感じ。
例えば、仕事でのプロジェクトが成功して、同時にそれが自分の昇進のきっかけにもなったときなんかは、「一箭双雕」の状態と言えるよね。また、休日に運動をしながら友人との時間も楽しむことができた場合、運動もできて友達とも過ごせて一石二鳥、つまり「一箭双雕」ってわけさ。
この言葉を使うことで、単に「効率的」や「うまく行った」と言うよりも、さらに強調したいときや、大きな成功を表現したいときに便利だよ。
一箭双雕(いっせんそうちょう)の使い方
健太くん。何を探しているの?
迷子になった猫を探しているんだ。この神社で目撃情報があったんだけどなあ。あっ。猫がいた。しかもなくしたサッカーボールもあった。
まあ。一箭双雕だったじゃないの。
うん。猫が迷子になってくれたおかげだね。
一箭双雕(いっせんそうちょう)の例文
- 一箭双雕、健康のために散歩に行くようになったら、体重は減ったし、散歩友達ができたし、良いこと尽くしです。
- 一箭双雕、おこづかいのために新聞配達を始めたのだけれども、早起きして勉強する時間ができて成績も上がりました。
- 一箭双雕、足腰を鍛えるために自転車で通い始めたら、電車なら見過ごしていた素敵なお店を見つけた。
- 一箭双雕、家の中の物を少なく保つように心がければ、無駄な買い物はしなくなるし、何より掃除が楽ですよ。
- 一箭双雕、薪ストーブであたたまりつつ、その熱でシチューを作る。
一度の矢で二羽の鳥を射る、というイメージが元になっているよ。