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一石二鳥の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
一石二鳥
【読み方】
いっせきにちょう
【意味】
何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。
たとえば、一つの石を投げるだけで二羽もの鳥を取れるような感じやな。これは、「効率的な行動の大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
一つの石を投げて、二羽の鳥を一度に撃ち落とすの意味から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一挙両得(いっきょりょうとく)
・一挙両全(いっきょりょうぜん)
・一発双貫(いっぱつそうかん)
・一箭双雕(いっせんそうちょう)
・一挙双擒(いっきょそうきん)
【対義語】
・虻蜂取らず
・二兎を追うもの一兎をも得ず
【英語訳】
kill two birds with one stone
そうすれば、一石二鳥だね。
if you do that way it would be killing two birds with one stone.
一石二鳥(いっせきにちょう)の解説
「一石二鳥」っていうのは、一つの行動で二つのいいことを得るような状況を表す言葉だよ。まるで一つの石を投げて二羽の鳥を同時に捕まえるような、とっても効率的なことを言うんだ。
たとえば、運動が好きな友達と一緒に公園で遊んで、運動もできて友達との時間も楽しむ。これがまさに「一石二鳥」だよ。同じ行動で二つのいい結果が出てくるってわけだね。
最近では、「一石二鳥」をさらに広げて「一石三鳥」「一石四鳥」って言う言葉も使われているんだ。それぞれ一つの行動で三つ、四つのいい結果が出るという意味だよ。
例えば、「一石二鳥の名案」って言うと、その案は一つのことをするだけで二つの良い結果が出る、すごく良い案ってことを表しているんだよ。
一石二鳥(いっせきにちょう)の使い方
一石二鳥(いっせきにちょう)の例文
- 電車通勤を辞めて自転車で通勤することにした。これで、運動にもなるし、通勤ラッシュに悩まされずに済んで気持ちよく仕事ができるから一石二鳥だ。
- 再利用が可能なものをできる限り選ぶようにしている。そうすることで、環境にも優しく、お金も浪費しないで済むから一石二鳥だ。
- あの人は趣味を仕事にして、お金を稼いでいるからいいよね。好きなことをしながらお金が入ってくるなんてまさに一石二鳥だよね。
- 実家には全く使っていない家具や洋服がたくさんある。これらをフリーマケットで販売すれば部屋も片付くし、お金も入ってくるから一石二鳥だね。
- エアコンのある部屋で洗濯物を干せば、服は早く乾くし、室内の加湿にもなるから一石二鳥だよ。
一石二鳥(いっせきにちょう)の文学作品などの用例
- 鮎の友釣は体が冷えるからよくないが、池の堤釣は一石二鳥の療養法だと云っている。<井伏鱒二・黒い雨>
一つの石を投げて二羽の鳥を取る、というイメージが込められているんだ。