【四字熟語】
猗頓之富
【読み方】
いとんのとみ
【意味】
巨万の富。膨大な財産をいう。
【語源・由来】
大きな財を成した范蠡の教えを受けた猗頓は、牛や羊を十年飼ううちに財産は王公になぞらえるほどになり、天下の人は金持ちといえば猗頓の名をあげるようになったという故事から。
【典拠・出典】
『史記』「貨殖伝」
【類義語】
・陶朱猗頓（とうしゅいとん）
猗頓之富（いとんのとみ）の使い方
この辺で猗頓之富と言えば、ともこちゃんの家だよね。
この辺ではね。日本中で見ると大したことはないわよ。
いやいや。十分でしょう。この町のほとんどの土地をともこちゃんの家が所有しているじゃないの。
私の先祖ががんばったおかげよね。感謝しないといけないわ。
猗頓之富（いとんのとみ）の例文
- 世界で二番目に小さい国、モナコには世界中の猗頓之富の人たちが集まります。
- 商売上手な猗頓之富の人が、高島屋で転売目的で人形を買い占め問題になりました。
- Windowsを開発したビル・ゲイツ氏は、世界が認める猗頓之富です。
- 日本で一番の猗頓之富、ユニクロの社長の総資産は、一兆円を超えています。
- 猗頓之富と言われる人たちは、共通して時間の大切さを知っているそうです。
