【四字熟語】
割鶏牛刀
【読み方】
かっけいぎゅうとう
【意味】
取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。また、それらを戒めた語。鶏をさばくのに牛を切る大きな包丁を用いる意から。「牛刀もて鶏を割く」と訓読する。
【典拠・出典】
『論語』「陽貨」
【類義語】
・牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
・大器小用(たいきしょうよう)
割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)の使い方
ともこちゃん。計算機を持っていたら貸してくれないかな?
この計算?
そうなんだ。
こんな計算、暗算でいいじゃない。わざわざ計算機を使うなんて割鶏牛刀よ。
割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)の例文
- ここを掘るだけならスコップでいいのに、ショベルカーを使うなんて割鶏牛刀だ。
- 百科事典を調べればわかるのに、わざわざ大学の先生を呼んでくるなんて、割鶏牛刀です。
- 割鶏牛刀、スーパーコンピューターが無くても計算機で十分です。
- この程度の問題なら生徒だけで解決できるのに、担任の先生を呼びに行くなんて割鶏牛刀です。
- あんなに近いコンビニに行くのに、車を出すなんて割鶏牛刀だ、歩いていけばいい。