【四字熟語】
牛溲馬勃
「牛溲馬渤」とも書く。
【読み方】
ぎゅうしゅうばぼつ
「ぎゅうそうばぼつ」とも読む。
【意味】
つまらないものや、役に立たない無用なもののたとえ。
【語源・由来】
「溲」は尿、小便。 「勃」は糞、大便。 牛の尿と馬の糞という意味から。一説によると、「牛溲」は利尿作用があるとされる薬草のおおばこのこと。 「馬勃」は簡単に入手できるきのこの一種のほこりたけのこと。どちらも貴重ではなく、大して役に立たないものという意味から。
【典拠・出典】
韓愈「進学解」
【類義語】
・牛糞馬涎(ぎゅうふんばせん)
牛溲馬勃(ぎゅうしゅうばぼつ)の使い方
健太くん。いいところにいたわ。バスケットボールの試合が始まるのに一人足りないの。試合に出てちょうだい。
えっ。バスケットボール?ルールを知らない僕は牛溲馬勃だよ。
構わないわ。ボールを受け取ったら誰かに投げてくれればいいのよ。
ええっ。本当に?どうなっても知らないからね。
牛溲馬勃(ぎゅうしゅうばぼつ)の例文
- 穴が開いたフライパンは、牛溲馬勃で料理できません。
- 計算が苦手な健太くんは牛溲馬勃、電卓の方が役にたちます。
- 三年前の電車の時刻表は牛溲馬勃、見ても意味がないです。
- 健太くんの社会のノートは字が汚くて、何が書いてあるのかわからないので牛溲馬勃です。
- 旅行にやけに大きな荷物を持ってきていると思ったら、中身は牛溲馬勃のようなものばかりじゃないか。