一切合切の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一切合切
【読み方】
いっさいがっさい
【意味】
なにもかもすべての意。全部、残らず。
それなら、「全部、何もかも」ってことやな。
たとえば、おやつのクッキーがあるときに、「一切合切食べてしまった」とか言うときに使えるんやな。
全部、何も残らず、ということを教えてくれるんやで。
たとえば、おやつのクッキーがあるときに、「一切合切食べてしまった」とか言うときに使えるんやな。
全部、何も残らず、ということを教えてくれるんやで。
【語源・由来】
「一切」「合切」とも、全てという意味の語で、二つ重ねることで強調した表現。
(あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)全然。いっさい。「今後は一切合切関知しない」
「合切」は「合財」とも書く。一切合財。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・森羅万象(しんらばんしょう)
【英語訳】
everything
英語例文
彼はその事件について一切合切を述べた。He gave full particulars of the incident
彼はその事件について一切合切を述べた。He gave full particulars of the incident
一切合切(いっさいがっさい)の解説
カンタン!解説
「一切合切」っていうのは、全部って意味だよ。「一切」も「合切」もどちらも全てって意味なんだけど、これを二つ並べて使うことで、「本当に全部」と強調するんだ。「切」は「財」とも書くことがあるんだよ。
例えば、「一切合切が灰になる」って言うときは、すべてのものが焼けて灰になっちゃう、つまりすごく大変な事が起きたっていうことを表しているんだ。
また、「今後は一切合切関知しない」と言うときは、これからは全てのことについて、一切知らないふりをする、つまり何もかもに関与しないと決めた、っていう意味になるんだよ。
一切合切(いっさいがっさい)の使い方
先生が、文化祭の劇の配役は皆さんできめなさい、といわれたの。私は大変だから無理ですと言ってしまったの。
そう、どうなったの? 順調にきめられたの?
司会の生徒が先頭をきって進めてくれたから、わたしの言った失言も一切合切ひっくるめて進められた。
よかったね。文化祭頑張ってね。
一切合切(いっさいがっさい)の例文
- グループで研究の発表会をした、一切合切を自分で責任を背負ったほうが楽だった。
- コーヒーの試飲会での失敗は、一切合切、私の責任によるものです。
- エアコンの見積もりは経費一切合切を含めたものでしょう。
- 夕食は冷蔵庫にある一切合切で作れればいいです。
- 彼は私の失言も一切合切ひっくるめて押し流してくれた。
- 地震で家財を一切合切なくしてしまった。こんなことが起きないようにしたいものだ。
一切合切の文学作品などの用例
- 物質的にも、一切合切を自分で責任を背負った方がどのくらい楽だったか知れなかった。<葉山嘉樹・海に生くる人々>
- 古新聞を焚いて茶をわかしていると、暗澹とした気持ちになってきて、一切合切が、うたかたの泡より儚はかなく、めんどくさく思えて来る。〈林芙美子・放浪記〉
すべてのものを包み込むような意味があるんだ。