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一生懸命【いっしょうけんめい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

一生懸命

一生懸命の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
一生懸命

【読み方】
いっしょうけんめい

【意味】
懸命(けんめい)とは、生命をかける事。そこから、ものごとを、大変熱心にする様子。命がけで事に当たること、また、その様。

四字熟語の博士
「一生懸命」という四字熟語は、命をかけるほど真剣に、心を込めて物事に努力することを示しているんだよ。
まさに全力で取り組む姿勢が込められている。
助手ねこ
それって、「まじで、めっちゃがんばる」ってことやな!
命までかけて、ホンマに頑張るんやな。
これは、「心から一番努力することの大切さ」を教えてくれる言葉やわ。

【語源・由来】
元々は、一所懸命(いっしょけんめい)と書き、武士が、主君からもらった領地を命がけで守ったことを言ったため。一所とはもらった一ヶ所のことをいう。発音が似ていることから一生とも書かれるようになり、今では一生懸命(いっしょうけんめい)と書くことが多い。

一生懸命でも一所懸命でもどちらを書いても間違いではなく、意味も同じ

【典拠・出典】

【類義語】
一所懸命(いっしょけんめい)
誠心誠意(せいしんせいい)
・一心一意(いっしんいちい)
一意専心(いちいせんしん)
不惜身命(ふしゃくしんみょう)

【英語訳】
hard
do one’s best

英語例文
一生懸命勉強をした
I studied as hard as I can.
英語のas hard as one can/do one’s bestはどちらも最善を尽くすという意味に近い

一生懸命(いっしょうけんめい)の解説

カンタン!解説
解説

「一生懸命」という言葉は、本当に一心不乱に、全力で何かに取り組むことを表しているんだよ。まるで自分の命をかけてやっているみたいに、真剣に物事に当たること。

その中の「懸命」って部分は、命をかけてっていう意味なんだよ。

元々は「一所懸命」という言葉から派生してきて、「一生懸命」って言葉が生まれたんだ。例えば、「一生懸命に努力する」っていうときは、自分の全てを出し切って、とことん頑張るっていう感じだよ。

一生懸命(いっしょうけんめい)の使い方

ともこ
試験はどうだった?
健太
ダメだったよ…
ともこ
どうして??昨日あんなに勉強してたのに
健太
一生懸命勉強したところテストに出なかったんだ

一生懸命(いっしょうけんめい)の例文

例文
  1. 明日の試験のために寝ないで一生懸命勉強した。
  2. 彼の一生懸命取り組む姿に感動した。
  3. 一生懸命生きている人が好きだ。
  4. 何事も一生懸命にやらなければ意味がない。

一生懸命の文学作品などの用例

  1. 正義だの、人道だのという事にはお構いなしに一生懸命儲けなければならぬ。<石川啄木時代閉塞の現状>
  2. 犍陀多かんだたは、早速その蜘蛛の糸を両手でしっかりとつかみながら、一生懸命に上へ上へとたぐりのぼり始めました。〈芥川龍之介蜘蛛の糸
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1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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