著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

擒縦自在【きんしょうじざい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
擒縦自在

【読み方】
きんしょうじざい

【意味】
自分の思うとおりに人を扱うこと。とらえることも放す事も思うがままに自由自在にあやつること。

【語源・由来】
「擒」は捕まえること。「縦」は逃がすこと。捕まえるのも逃がすのも思いのままという意味から。

【典拠・出典】

【類義語】
活殺自在(かっさつじざい)

擒縦自在(きんしょうじざい)の使い方

ともこ
健太くん。このごみを捨ててきてちょうだい。
健太
ええっ。今、忙しいから無理だよ。僕のことを擒縦自在にできると思わないでよね。
ともこ
あら。そんなことを言ったらもう宿題を写させてあげないわよ。
健太
うっ。今すぐごみ捨てに行ってまいります。

擒縦自在(きんしょうじざい)の例文

  1. 彼女の魅力には誰も逆らうことはできないので、彼女は、彼女の周りにいる人間を擒縦自在に使います。
  2. 偉くなった健太くんは、擒縦自在に人事を行い、嫌いな人間を遠くの支社に飛ばしました。
  3. 学園の陰の番長であるともこちゃんにとって、生徒はみんな擒縦自在です。
  4. ともこちゃんは、社員を擒縦自在にできる権力を持っているので、彼女の機嫌を取らないと出世できません。
  5. 先生は、擒縦自在にクラスの生徒の係決めを勝手に行ってしまいます。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。