著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

声名狼藉【せいめいろうぜき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
声名狼藉

【読み方】
せいめいろうぜき

【意味】
評判を落として、それが回復しないこと。どうにもならないほど悪名がとどろいていること。

「声名」はよい評判のことで、「名声」と同じ。「狼藉」はとりちらかして収拾のつかないこと。

【語源・由来】
「悪声狼藉」とあるのにもとづく。

【典拠・出典】
史記』「蒙恬伝・索隠」

【類義語】
・悪声狼藉(あくせいろうぜき)

声名狼藉(せいめいろうぜき)の使い方

ともこ
健太くん。あんまり好き勝手なことをやっていると、声名狼藉、評判が地に落ちるわよ。
健太
そうかな?でも評判なんてすぐに取り戻せるんじゃないの?
ともこ
そんなことないわよ。世の中狭いんだから、あそこで歩いている猫だって健太くんの悪評を聞いているかもしれないわよ。悪評が広まるとなかなか信用を取り戻すことが出来ないわよ。
健太
それは怖いね。

声名狼藉(せいめいろうぜき)の例文

  1. 賞味期限偽装がばれてから、声名狼藉、どんな新商品を出しても売れなかった。
  2. あの企業はブラックだという噂が広まって、声名狼藉、対策のしようがない。
  3. 声名狼藉、一度張られたレッテルはなかなかはがすことが出来ません。
  4. 悪名を得るのは簡単ですが、声名狼藉、信用を取り戻すのは難しい。
  5. このまま素行が悪い人たちとつるんでいたら、声名狼藉、自分の評判を取り戻せなくなりますよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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