質実剛健の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
質実剛健
【読み方】
しつじつごうけん
【意味】
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。まじめでしっかりしていること。質実剛健な気性などと表現する。
かつては、質実剛健であることが男子の理想的姿として、校訓などによく用いられた。
なるほどな、つまり「ありのままの自分で、頼もしくてしっかりしてる」ってことやな。
あんまり飾ったりせず、まっすぐで強い人を表す言葉やね。
これは、「飾らずにまっすぐに生きる強さ」を教えてくれるんやで。
あんまり飾ったりせず、まっすぐで強い人を表す言葉やね。
これは、「飾らずにまっすぐに生きる強さ」を教えてくれるんやで。
「剛健質実(ごうけんしつじつ)」ともいう。
【語源・由来】
「質」は素朴。「実」は誠意の意味で「質実」は飾り気がなく誠実なこと。
「剛健」は心やからだが強く、健やかであること。
「剛」を「強」と書き誤らないように注意しましょう。「実」の旧字体は「實」。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・剛毅木訥(ごうきぼくとつ)
・剛健質実(ごうけんしつじつ)
【対義語】
・巧言令色(こうげんれいしょく)
【英語訳】
unaffected and sincere, with fortitude and vigor(vigour)
質実剛健(しつじつごうけん)の解説
カンタン!解説
「質実剛健」っていうのは、中身がしっかりしてて飾りっ気がない、そして体も心も強くて逞しいっていう意味だよ。
「質」っていうのはシンプルなこと、「実」っていうのは真剣なことを表していて、この二つを合わせて「質実」って言うんだよ。
これは、見た目に飾りっ気がなくて、真剣に物事に取り組むことを表すんだ。
それから、「剛健」っていうのは、体も心も強く、たくましいっていう意味があるんだよ。
ちなみに、これを逆にして「剛健質実」って言うこともあるんだ。
例えば、「質実剛健の校風」って言うときは、その学校が見た目よりも中身を重視して、生徒たちにしっかりと学んで、体も心も強い人間になるように教えているってことを表しているんだよ。
質実剛健(しつじつごうけん)の使い方
あれ?健太君、眉毛書いてるの?
そうだよ。眉毛を書いて、リップクリームもつけてるよ。ほら、ちょっと色がついてるだろ? 昨日はね、寝る前にフェイスパックもしたから、肌もつやつやだろ?
う・・・うん。
でも、私は化粧とかで飾らない素の健太君の方が質実剛健で素敵だと思うけどな・・・。
でも、私は化粧とかで飾らない素の健太君の方が質実剛健で素敵だと思うけどな・・・。
そうかあ。やっぱり男は中身で勝負だよな。うん! すぐ化粧を落としてくるよ。
質実剛健(しつじつごうけん)の例文
- Dさんは豪快で、やや時代に逆行しているが質実剛健な気性の持ち主だ。
- もうすぐ公開予定の映画の主人公は、質実剛健という言葉を身をもって示した、歴史上の人物だ。
- 我が母校は、質実剛健を重んじる厳しい学校だった。
- 男子たるもの、質実剛健でなくてはならん!
- 彼はよく働き、嘘をつかず、女性にも男性にも敬意を払う。どんな困難にも立ち向かう強さもある質実剛健な人物だ。
【孟姜女考(もうきょうじょこう)/有吉佐和子】
質実剛健という長く忘れていた美徳への郷愁が湧(わ)き起こり、それが日本人たちがこれが高い石段を登って行くための直接の原動力になった。
質実剛健という長く忘れていた美徳への郷愁が湧(わ)き起こり、それが日本人たちがこれが高い石段を登って行くための直接の原動力になった。
質実剛健の文学作品などの用例
- 質実剛健という長く忘れていた美徳への郷愁が湧き起こり、それが日本人たちがこれが高い石段を登って行くための直接の原動力になった。<有吉佐和子・孟姜女考>
真面目で飾らない性格で、しっかりとした強さを持つという意味があるんだ。