【四字熟語】
盲亀浮木
【読み方】
もうきふぼく
【意味】
会うことが非常に難しいこと、めったにないことのたとえ。また、人として生まれることの困難さ、そしてその人が仏、または仏の教えに会うことの難しさのたとえ。
【語源・由来】
大海中に棲すみ、百年に一度だけ水面に浮かび上がる目の見えない亀かめが、漂っている浮木のたった一つの穴に入ろうとするが、容易に入ることができないという寓話ぐうわによる。
【典拠・出典】
『雑阿含経』
【類義語】
・千載一遇(せんざいいちぐう)
・曇華一現(どんげいちげん)
盲亀浮木(もうきふぼく)の使い方
母さんが、健太が生まれてきたのは盲亀浮木、とてもすごい奇跡なのよ。生まれてきてくれてありがとうって言ってくれたんだ。
へえ。そうよね。お母さんとお父さんが出会っていなければ、さらにおじいちゃんとおばあちゃんが出会っていなければ、健太くんはこの世にいないもんね。
いろんな人のいろんな選択の結果、今、ここに僕がいる。すごい話だね。
すごい確率よね。
盲亀浮木(もうきふぼく)の例文
- トルコの道端で、日本のクラスメイトであるともこちゃんと出会うなんて盲亀浮木だ。
- 隕石が二回も天井を突き破ってくるなんて、盲亀浮木です。
- この宝石は、今のところ世界に二個しかない、盲亀浮木、見つけることが難しい宝石です。
- 何億といる人類の中でともこちゃんと出会えたことは、盲亀浮木、ありがたいことだと思っています。
- 偶然テニスのラケットを手にし、偶然有名な先生に指導してもらうことができ、盲亀浮木が重なって、今、僕は世界の舞台に立っています。