著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

槁項黄馘【こうこうこうかく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
槁項黄馘

「稾項黄馘」とも書く。

【読み方】
こうこうこうかく

【意味】
痩せて細くなった首すじと、酷くやつれた顔。

【語源・由来】
「槁項」はやつれて細くなった首筋のことで、「黄馘」は疲労で黄色くなった顔の意味。
貧困などのために憔悴しきった容姿の喩え。

【典拠・出典】
荘子』「列禦寇」

槁項黄馘(こうこうこうかく)の使い方

ともこ
健太くん。どうしたの?槁項黄馘じゃないの!
健太
一週間、飲まず食わずだったんだ。
ともこ
断食をしていたの?
健太
お金がなかったんだ。とてもお腹が減ったよー。

槁項黄馘(こうこうこうかく)の例文

  1. 入院中の彼の姿は、槁項黄馘で見ていられなかったので、早々に退室してきました。
  2. 医者の指導の下、一か月断食をしていたという俳優は、槁項黄馘としていましたが、すっきりとした満足げな表情をしていました。
  3. ダイエットをしたともこちゃんは、スリムと言うより槁項黄馘としていて、あんまりきれいじゃなかったんです。
  4. 連日残業が続いているので、社員全員、槁項黄馘としていて不健康そうな顔をしています。
  5. 締め切り前は不眠不休が続き、槁項黄馘になるので、その後は温泉でのんびりして次の締め切りに向けて英気を養います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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