著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

苟且偸安【こうしょとうあん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
苟且偸安

【読み方】
こうしょとうあん

【意味】
将来のことを考えず、物事をなおざりにして一時の安楽をむさぼること。

【語源・由来】
「苟且」は当座をしのぐこと、間に合わせ。「偸安」は目の前にある楽なことだけを楽しむこと。「苟偸」と略す言葉。

【典拠・出典】
漢書』「宣帝紀」,『史記』「始皇紀」

苟且偸安(こうしょとうあん)の使い方

健太
ともこちゃん。夏休みの宿題が終わらなかったんだ。というか一切手を付けていない。
ともこ
また苟且偸安、毎日遊び呆けていたんでしょう?
健太
そうなんだ。友達が誘いに来たら、遊びに行きたくなってしまうじゃないか。
ともこ
友達のせいにしない!

苟且偸安(こうしょとうあん)の例文

  1. 若い時に苟且偸安していると、老後に困ったことになりますよ。
  2. 人間だからイージーな方に行きたい気持ちはわかりますけど、苟且偸安ばかりだと後悔することになりますよ。
  3. 苟且偸安に逃げて将来設計が全くできていませんでした。
  4. 健太くんは、苟且偸安していても、莫大な財産があるので心配はないだけでまねをしてはいけません。
  5. 苟且偸安したい気持ちはわかるけれども、今は耐えて就職活動を一緒に頑張ろう!
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。