著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

槁木死灰【こうぼくしかい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
槁木死灰

【読み方】
こうぼくしかい

【意味】
衰えて生気がないさま。また、意欲に乏しいさま。無為自然の境地にあること。

【語源・由来】
「槁木」は枯れ木。「死灰」は火の気がなくなり、冷たくなった灰のこと。体は枯れ木のように、心は火の気のない灰のように、身も心も活気がなく、何のはたらきも起こさないさま。「形は槁木の如く、心は死灰の如し」を略した言葉。

【典拠・出典】
荘子』「斉物論」

【類義語】
枯木寒巌(こぼくかんがん)
・枯木死灰(こぼくしかい)
・枯木冷灰(こぼくれいかい)

槁木死灰(こうぼくしかい)の使い方

ともこ
あらあら健太くん。まだまだ若いのに槁木死灰じゃないの。
健太
昨日、大好きな彼女に振られて、何をする意欲もわかないんだ。
ともこ
きっとまた新しい恋に出会えるわよ。
健太
もう恋なんてしない!

槁木死灰(こうぼくしかい)の例文

  1. こんなにおいしそうなご馳走を前にして食欲がわいてこないなんて槁木死灰だね。
  2. 受験に失敗してから、健太君は槁木死灰といった様子です。
  3. 槁木死灰となっていた健太君が新たな目的を見つけ、やる気を取り戻したようです。
  4. 父を亡くしたともこちゃんは、槁木死灰のようでした。
  5. 槁木死灰みたいだった健太くんの目に輝きが戻ったのは、ひとえにともこちゃんのおかげです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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