悪木盗泉の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
悪木盗泉
【読み方】
あくぼくとうせん
【意味】
たとえ困窮しても、わずかな悪事にも身を近づけないたとえ。悪事に染まるのを戒める語。
それはつまり、「どんなに困っても、悪いことはしちゃダメやで」ってことなんやな。
厳しい状況でも、ちょっとした悪事にも手を出さない、これは「正直さの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
厳しい状況でも、ちょっとした悪事にも手を出さない、これは「正直さの大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「悪木」は役に立たない木。また、人を傷つけたり悪臭のある木。「盗泉」は孔子がそこを通ったとき、のどが渇いていたが、その名が悪いといって飲まなかったといわれる泉の名。悪い木の陰で休んだり、悪泉の水を飲んだりしただけでも身が汚れるという意から。
【典拠・出典】
『文選』陸機「猛虎行(もうここう)」
【類義語】
・瓜田李下(かでんりか)
【英語訳】
a virtuous person does not commit an act that offends his moral principles no matter how hard pressed he may be
virtuousは「高潔な」という意味の形容詞。offendは「破る」という意味の動詞。principleは「公理」という意味の名詞。
英文例
彼は悪木盗泉を実践している。He is a virtuous person does not commit an act that offends his moral principles no matter how hard pressed he may be.
英文例
彼は悪木盗泉を実践している。He is a virtuous person does not commit an act that offends his moral principles no matter how hard pressed he may be.
悪木盗泉(あくぼくとうせん)の解説
カンタン!解説
「悪木盗泉」っていうのは、たとえすごく困っていても、ちょっとでも悪いことをしないように、っていう意味なんだよ。「悪木」は役に立たない木、あるいは人を傷つける木や臭い木のこと。それに、「盗泉」は昔のお話で、孔子っていう偉い人がその泉を通ったとき、のどが渇いていたけど、その泉の名前が悪いという理由で飲まなかったという泉の名前なんだ。
だから、「悪木盗泉」は悪い木の下で休んだり、悪名のある泉の水を飲んだりすることだけでも、自分が悪くなっちゃうよ、っていう意味があるんだよ。悪いことはちょっとしたことでもしちゃいけない、って教えてくれる四字熟語なんだね。
この言葉の出どころは、「渇すれども盗泉の水を飲まず、熱けれども悪木の陰に息わず」っていう『文選』という本の中の一節なんだよ。
悪木盗泉(あくぼくとうせん)の使い方
次のテストは、絶対良い点とらなきゃ!
気合入ってるねぇ
悪木盗泉の心構えで行くからね!
え?それ僕に近づくなってこと・・・?
悪木盗泉(あくぼくとうせん)の例文
- 悪木盗泉の生き方になるよう気をつけよう。
- 彼女の頑なさは悪木盗泉によるものだ。
- 彼は悪木盗泉を貫こうとして、できなかった。
- 悪木盗泉は道徳の基本だ。
- 私は様々な誘惑に打ち勝ち、悪木盗泉を遵守している。
これは、正直さや道徳心を重視するという意味が含まれているんだ。