【四字熟語】
沙中偶語
【読み方】
さちゅうのぐうご
日本漢字能力検定
2級
【意味】
臣下がひそかに謀反の相談をすること。
【語源・由来】
「沙中」は砂の中、人気のない砂の上、「偶語」は向かい合って相談すること。漢の高祖劉邦が建国したとき、論功行賞からはずれた家来が、砂地に座ってひそかに謀反の相談をしていたという故事から。
【典拠・出典】
『史記』留侯世家
【類義語】
・沙中之語(さちゅうのご)
・沙中之謀(さちゅうのぼう)
沙中偶語(さちゅうのぐうご)の使い方
生徒会長のともこちゃんの方針に賛成できない人たちが沙中偶語のたくらみをしていたよ。
あら本当?でも気にしないわ。
余裕だね。
どんな妨害を受けようとも生徒会長である私が受けてたつわ。
沙中偶語(さちゅうのぐうご)の例文
- 社内の隠密捜査をしている健太くんが、見事、沙中偶語の計画を暴きました。
- 沙中偶語の計画が発覚し、上層部は大事にならないよう対応策を考え出さねばなりませんでした。
- ひそかに沙中偶語を重ねていたようで、彼らのクーデターは成功してしまいました。
- 謀反人の健太くんが携帯電話を落としたことで、沙中偶語の計画が露見しました。
- 沙中偶語は社長の知る所となってしまった、即刻中止して証拠隠滅を図るんだ。