【四字熟語】
斉駆並駕
【読み方】
せいくへいが
【意味】
力や能力に差がないこと。
【語源・由来】
くつわをならべる、数頭の馬がそろって一台の車を引っ張り疾駆すること。ともに肩を並べて進み力に差がないことのたとえ。「駕」は馬車、のりものの意味。「斉駆」は並んで馬を走らせること。
【典拠・出典】
『文心雕龍』「附会」
【類義語】
・並駕斉駆(へいがせいく)
・並駆斉駕(へいくせいが)
斉駆並駕(せいくへいが)の使い方
健太くん。もうすぐ空手の大会があるわね。誰が優勝しそうなの。
僕を含めた三人がいつも優勝争いをしているんだけど、斉駆並駕だから、誰が優勝してもおかしくないね。
へえ。実力が拮抗しているのね。でも健太くんは優勝を目指しているんでしょう?
もちろんそうだよ。一瞬の隙を見逃さず勝利をつかむよ。
斉駆並駕(せいくへいが)の例文
- この学校を受ける受験生は斉駆並駕なので、一点の差が大きな差となります。
- 野球部員の実力は斉駆並駕だから、人より努力してレギュラー入りを確実にします。
- みんなよく練習をしてきていて斉駆並駕なので、順位なんてつけられない。
- 実力的には斉駆並駕なんだけど、負けたくないという気持ちに差があります。
- 入学時には斉駆並駕だった生徒たちは、卒業するころにはそれぞれの努力の差が歴然と出ています。