愛屋及烏の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
愛屋及烏
漢文の書き下し文では『屋(おく)を愛して烏に及ぶ』と読みます。
【読み方】
あいおくきゅうう
【意味】
偏愛すること。溺愛、盲愛すること。
なるほどな。それはつまり、「めっちゃ好きなものがあると、それに関係するもの全部も好きになる」ってことやな。
例えば、お笑いが好きやからって、お笑いに出てくるテレビ番組全てを見るような感じやな。
これは、「好きなものには周りも引き寄せられる」って言うんやろな。
例えば、お笑いが好きやからって、お笑いに出てくるテレビ番組全てを見るような感じやな。
これは、「好きなものには周りも引き寄せられる」って言うんやろな。
【語源・由来】
屋烏及愛(おくうのあい)と同じ意味です。その人への愛情が余りに強すぎるために、その人の住む家の屋根に止まっているカラスのことまで好きになってしまう、愛している相手に関連するすべてを無条件に好きになってしまうことを示します。
【典拠・出典】
『説苑』「貴徳」
【類義語】
・屋烏及愛(おくうのあい)
・愛及屋烏(あいきゅうおくう)
【英語訳】
・Love me, love my dog.
愛屋及烏(あいおくきゅうう)の解説
カンタン!解説
「愛屋及烏」は、本当に誰かを深く愛しているときに感じる特別な感情を表現する四字熟語だよ。
想像してみて。好きな人がいて、その人について何でも知りたくて、その人が関わること全てが気になる。例えば、その人のお気に入りの場所や、好きな音楽、あるいはその人がよく行くカフェなんかもね。それがすごく好きで、その全てが特別に感じる。それが「愛屋及烏」の感情だよ。
そしてこの表現の面白いところは、その人の家の屋根に止まっているカラスまで好きになってしまうところだよね。普通、カラスってあまり好きな動物とは言えないかもしれないけど、好きな人の家に止まっているカラスなら、それすらも愛おしく感じてしまう。それほど強い愛情を持っているっていうことなんだ。
だから、「愛屋及烏」とは、そんな、本当に誰かを深く、溺愛している状態を表す言葉なんだ。だけど、これはあくまで一つの表現だから、実際に誰かを愛するときは、その人自体を大切にすることが一番大事だよね。
愛屋及烏(あいおくきゅうう)の使い方
このペンかっこいいでしょ!
あら、随分高そうな万年筆ね。どうしてまた?
憧れの芸人作家が持っていたんだ! まんまコレなんだよ!
あなたの愛屋及烏にはあきれちゃうわ! 芸人作家さんにならって何か書けるといいわね。
愛屋及烏(あいおくきゅうう)の例文
- 彼の彼女に対する愛屋及烏は他のファンの追随を許さなかった。
- 彼女は彼への愛屋及烏のあまり、彼に関わるすべてを無条件で好きになった。
- 公金に手をつけたのも、彼への愛屋及烏の果てのことだった。
- 愛屋及烏にもほどがあります! いい加減、目を覚ましてください。
特定の人や物に深く愛情を感じると、それに付随するものも好きになってしまう、という意味があるんだ。