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異端邪宗【いたんじゃしゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

異端邪宗の意味(語源由来・類義語)

意味

【四字熟語】
異端邪宗

【読み方】
いたんじゃしゅう

【意味】
正統とは認められていない思想や教えのこと。

四字熟語の博士
「異端邪宗」というのは、正しく認められていない考えや教えを指すんだ。
つまり、普通とは違うかもしれないけど、それが自分たちの真実だと信じている人たちのことを言うんだよ。
助手ねこ
それは、「みんなとは違う意見や考えを持つ人」ってことやな。
多くの人が正しいと思っていることと違っても、それが自分らの信じるところやったらそれでええんやな。
これは、「自分の考えを大切にすること」を教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
「異端」は正しい道や一般的な説から外れていること。「邪宗」とは、人心を惑わすような宗教や教えのこと。邪教ともいわれている。

【典拠・出典】

【類義語】
異端邪説(いたんじゃせつ)
・邪説異端(じゃせついたん)

異端邪宗(いたんじゃしゅう)の解説

カンタン!解説
解説

「異端邪宗」っていうのは、みんなから見て、正しいとは思われてない、ちょっと変わった考え方や教えのことを表すんだよ。

「異端」っていうのは、みんなが普通だと思っている考え方や常識からちょっとズレてる、変わったことを言うんだ。「邪宗」っていうのは、人々が混乱したり、迷ったりするような宗教や教えのこと。これは「邪教」とも言われるんだよ。

例えば、「異端邪宗を厳しく取り締まった」って言ったら、ちょっと変わった教えや信じられているものを、きつく制限した、または禁じたってことになるんだ。これは、そういう教えが社会に混乱をもたらすかもしれないから、そういう措置が取られることがあるんだよ。

異端邪宗(いたんじゃしゅう)の使い方

健太
昔、宇宙の中心は地球であるという天動説が主流だったんだ。
ともこ
昔はそんなに宇宙のことはわかっていなかったからね。
健太
ガリレオ・ガリレイは、宇宙の中心は太陽で、地球などのほかの惑星は太陽の周りを自転しながら公転しているという学説を唱えたんだけど、裁判にかけられて有罪になっちゃったんだ。
ともこ
ガリレオ・ガリレイの地動説は、天動説が信じられていた当時には異端邪宗だったのね。今では本当のことなのにかわいそうだわ。

異端邪宗(いたんじゃしゅう)の例文

例文
  1. 江戸時代に、キリスト教の教えを異端邪宗とし「踏み絵」などを行い弾圧した。
  2. 新興宗教などは、自分たちの教え以外を異端邪宗として、排他する行動を起こすことが多々ある。
  3. 彼は異端邪宗を厳しく取り締まっていたが、周りは彼の行いに反発し、離脱者が増えてしまった。
  4. 異端邪宗な考えを持つ人とは相いれないという考えは捨て去ったほうがいい。
  5. 自分の意に沿わない宗教を異端邪宗として決めつけてはいけない。
  6. 彼は異端邪宗に厳しかったが、周りから見れば彼自身が異端邪宗のようだった。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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