【四字熟語】
天府之国
【読み方】
てんぷのくに
【意味】
自然の要害の地で地味が肥え、産物に富む土地。
【語源・由来】
「天府」は天然の倉庫という意味。
【典拠・出典】
『史記』「留侯世家」
天府之国(てんぷのくに)の使い方
ここは天府之国だったから、戦争中は大勢の子供が都会から疎開してきたらしいよ。
へえ。そういえば、この辺は空襲の被害にあっていないわよね。
そうなんだよ。しかも作物が豊富で、疎開してきた子供たちからは桃源郷って言われていたんだ。
確かに、飢えることはないし、自然は豊富だし桃源郷よね。
天府之国(てんぷのくに)の例文
- 四川省は天府之国といわれ、現代ではパンダ保護センターがあることで有名です。
- 天府之国と呼ばれたこの辺りは、攻め込まれにくく、作物が豊かだったため文化が発展しました。
- 玉川上水が完成したおかげで江戸は天府之国になりました。
- この地方は山に囲まれ天府之国だったけれども、飛行機ができてからは安全を脅かされるようになりました。
- 天府之国として有名だったこの城は、万が一兵糧攻めにされても食物が豊富だったので、敵が降参して帰ってしまうほどでした。