著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

左見右見【とみこうみ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
左見右見

【読み方】
とみこうみ

【意味】
あっちを見たりこっちを見たりすること。また、あちらこちらに気を配ること。

【語源・由来】
左を見たり、右を見たりという意味。「と」「こう(「かく」の転)」はともに副詞で、そのように、このようにという意味。

【典拠・出典】

【類義語】
右顧左眄(うこさべん)

左見右見(とみこうみ)の使い方

健太
ともこちゃん。左見右見してどうしたの?
ともこ
何だかつけられている気がして、様子をうかがっていたの。
健太
それは気のせいだよ。だってともこちゃんが学校を出たときからずっと僕が後ろにいたから。
ともこ
じゃあ、不審者につけられているような気がしたのは健太くんだったのね。

左見右見(とみこうみ)の例文

  1. SPが駅前で左見右見していたので、要人がこの辺りを通るようです。
  2. 健太くんはいぶかしそうに左見右見していました。
  3. 鑑定士は、健太くんのおじいさんが所有する壺を興味深そうに左見右見していたので、きっと年代物の高価な壺なのでしょう。
  4. 僕に告白をしてきた女の子の中で、どの子と付き合おうか左見右見しているうちに、全員彼氏ができていました。
  5. ここを通るとき飼い犬のジョンは必ず左見右見するので、何かがいるようです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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