【四字熟議】
南轅北轍
北轍南轅ともいう。
【読み方】
なんえんほくてつ
【意味】
志と行動が相反するたとえ。
【語源・由来】
「轍」は車輪の跡・わだちのこと。「轅」は車のかじ棒・ながえという意味。わだちが北に向かっているのに、ながえを南に向けていることで、あべこべ・ゆきちがいという意味。
【典拠・出典】
周亮工
【類義語】
・北轅適楚(ほくえんてきそ)
・適楚北轅(てきそほくえん)
・北轍南轅(ほくてつなんえん)
南轅北轍(なんえんほくてつ)の使い方
ともこちゃん。身体測定の日までに5kgやせたいから、ダイエットするって言ってなかったっけ?
言ってたわね。
三つもケーキを食べるなんて、南轅北轍じゃないの?
そうね。明らかに南轅北轍よね。
南轅北轍(なんえんほくてつ)の例文
- 受験に合格したいという目標があるのに、テレビゲームに熱中している健太くんは南轅北轍です。
- 地球環境を守ろうといっている健太くんなのに、まさに南轅北轍、電気の無駄遣いをしています。
- 志が高いことはいいんだけれども、南轅北轍じゃあかっこわるいよね。
- 貯金を貯めたい健太くんは南轅北轍、目先の欲求に負けて散財しています。
- 目標のために行動しないと、南轅北轍となったら、いつまでたってもゴールに到達できないよ。