著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

博文約礼【はくぶんやくれい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
博文約礼

【読み方】
はくぶんやくれい

【意味】
広く文献に目を通して学問を修め、礼をもって学んだことをしめくくり実践すること。

【語源・由来】
「文」は書物・文献のこと。「約」はしめくくる、まとめるという意味。
「博く文を学び、之を約するに礼を以てす」を略した言葉。孔子が説いた学問の方法。

【典拠・出典】
論語』「雍也」

博文約礼(はくぶんやくれい)の使い方

健太
博文約礼すれば人の道に背くことはないって孔子が言っているね。
ともこ
頭がいいのに、犯罪を犯して人に迷惑をかけている人がいるわよね。ああいった人たちは博文約礼したとはいえないわよね。
健太
テストの点数がいいだけじゃダメなんだね。
ともこ
幅広い知識を学んでそれをどう生かすか。心に常に「礼」をもっていることができるか、後世の私たちは試されているのよ。

博文約礼(はくぶんやくれい)の例文

  1. りっぱな大学に入学した人ではなく、博文約礼した人こそりっぱな人間といえます。
  2. ともこちゃんは博文約礼を実践する、理想の学生です。
  3. 博文約礼した弟子を各地に派遣し、世の中に平和をもたらそうと孔子は考えていました。
  4. 博文約礼したともこちゃんの行動や発言は一本筋が通っています。
  5. ともこちゃんは博文約礼を胸に、努力と思いやりを忘れず日々学び過ごしています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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