【四字熟語】
腹誹之法
「腹非之法」とも書く。
【読み方】
ふくひのほう
【意味】
口に出さなくても、心の中で非難すれば罰するという法律のこと。
【語源・由来】
「誹」はそしるという意味。「腹誹」は口にはいわず心の中でそしること。
【典拠・出典】
『史記』「平準書」
腹誹之法(ふくひのほう)の使い方
ともこちゃん。今、心の中で彼のことを思いっきりののしっていたでしょう?
あら。わかった?
腹誹之法があったら、現行犯逮捕間違いなしだよ。
日本には、そんな法律がなくてよかったー。
腹誹之法(ふくひのほう)の例文
- 腹誹之法で逮捕されないようにするために、感情が顔に出ないようにしなければなりません。
- 社長は人の心を読むことにたけているから、心の中で毒づいただけで腹誹之法で厳しく処罰されるよ。
- 腹誹之法で罰せられるなんて、よほど心が清らかな人じゃないと罪を免れることは不可能だよ。
- うそ発見器でもなければ、腹誹之法で罰することは難しいでしょう。
- 健太くんは今、心の中で私に罵詈雑言を浴びせているに違いない、腹誹之法で厳しい罰を課すことにしよう。