【四字熟語】
夫里之布
【読み方】
ふりのふ
【意味】
中国古代の税法の一。夫布と里布のこと。
【語源・由来】
「布」は銭のことをいう。夫布は職業のない者に課す税。「里」は居宅に桑麻を植えない者に課す税のこと。
【典拠・出典】
『孟子』「公孫丑・上」
夫里之布(ふりのふ)の使い方
消費税が上がるんだよね。おこづかいは変わらないんだからつらくなるなあ。
昔の中国には夫里之布という税金があったんですって。桑や麻を植えない人には税を課したんですって。
消費税よりいいじゃないか。税を免れるなら、百本でも千本でも植えるよ。
安易に消費税を課すんじゃなくて、税金の無駄遣いをなくして納得がいく税制にしてほしいわよね。
夫里之布(ふりのふ)の例文
- 現代の日本に夫里之布があったら、ニートの若者はいなくなるだろうな。
- 夫里之布を課すようにしたら、緑化につながり、亜熱帯化した日本の夏を少しはましにできるかしら。
- わしの大事な庭じゃ、わしの好きなものを植えたい、夫里之布なんてまかりならん。
- 夫里之布の税金を払うくらいなら、しっかり働いて所得税を治めます。
- 夫里之布のように、なんでもかんでも課税して、税金を搾取しようとしないでほしい。