一虚一盈の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一虚一盈
【読み方】
いっきょいちえい
【意味】
あるいはむなしく、あるいは満ちる。常に変化して一定の形を保つことなく、測りがたいことのたとえ。むなしいときもあれば、満ちるときもある。
それって、今日はポケットが空っぽやけど、明日はおこづかいもらってガッツリ満タンになるみたいな感じやな。
予測できひん変化があるってこと。
まるで、びっくり箱のように、何が飛び出すかわからん、それが「一虚一盈」やね。
予測できひん変化があるってこと。
まるで、びっくり箱のように、何が飛び出すかわからん、それが「一虚一盈」やね。
【典拠・出典】
『晋書』「皇甫謐伝」
【類義語】
・一虚一実(いっきょいちじつ)
・一虚一満(いっきょいちまん)
【英語訳】
constantly changing
一虚一盈(いっきょいちえい)の解説
カンタン!解説
「一虚一盈」っていうのは、ものごとが一定の形を保たずに、消えたり現れたり、つまり、予測しにくい変化を繰り返すことを言うんだよ。考え方としては、「ある時はなくなって、ある時はちゃんとある」っていう感じ。
「虚」っていうのは、「ない」や「空っぽ」って意味だよ。「盈」っていうのは、何かがいっぱいになる、つまり「満ちてる」って意味。だから、「一虚一盈」とは「ある時は空っぽ、ある時はいっぱい」という変化を繰り返すことを示しているんだ。
この言葉の出所は、『晋書』っていう本の中の皇甫謐という人の話から来ているんだよ。でも、要はものごとがいつも変わって予測しづらいことを表してるんだね。
一虚一盈(いっきょいちえい)の使い方
夏休みに入ってから、毎朝ラジオ体操に必ず参加しているんだって?
うん、僕は毎朝必ず参加しているよ。
私はあまり参加できていないけど、みんな参加しているのかな。
日によって参加者が多い日もあれば、逆にすごく少ない日もあって、一虚一盈だけどね!
健康にも良いから、一緒に毎朝参加しようよ。
健康にも良いから、一緒に毎朝参加しようよ。
一虚一盈(いっきょいちえい)の例文
- 当社の売上は増減幅が大きく、一虚一盈して測りがたいところがある。
- この池は、水量が減ったかと思うと、急に増えたりしている。まったく一虚一盈だ。
- 梅雨時は雨が降ったりして気温が増減するから、来客数が一虚一盈して予測がしにくい季節だ。
- この川は大雨が降ると大量に水が流れ氾濫したり、一方、雨が降らなくなると干上がってしまう、一虚一盈の川なんだ。
- あの国民的番組が終わるなんて夢にも思ってなかったけど、やっぱり時代は一虚一盈なんだとしみじみ思います。
- 季節が変わる時期は、雨が降ったり、晴天になったかと思うと台風が来たり、一虚一盈な季節に、私たち人間は右往左往してしまいます。
- 世の中は常に変化しています。あの窓ガラスでさえ、実は流体なんです。一虚一盈に変わり続けることは世の常。もし、唯一、不変で変わらないものがあるとするならば、それは「世の中は変化し続ける」という事実だけです。
時には空っぽになったり、時には満ち足りたりと、常に変化していて、その動きを予測するのは難しいんだ。