【四字熟語】
卞和泣璧
「卞和璧(べんかたま)に泣く」とも読む。
【読み方】
べんかきゅうへき
【意味】
正しくすぐれた才能や業績が世に認められず嘆くことのたとえ。
【語源・由来】
「卞和」は春秋時代、楚の人。「璧」は宝玉のこと。
中国春秋時代、楚の卞和が山中で宝石を手に入れて、厲王に献じたところ、つまらない石とみられて罰に左足を切られ、のちに武王に献上したが、これもただの石とされて右足を切られた。そののち、文王のときになってようやく宝玉であると認められたという故事から。
【典拠・出典】
『蒙求』「卞和泣璧」
【類義語】
・卞和泣璧(べんかのへき)
・和氏之璧(かしのへき)
・連城之璧(れんじょうのへき)
卞和泣璧(べんかきゅうへき)の使い方
父さんがなかなか出世することができなくて卞和泣璧しているんだよ。
それはつらいわね。
自分より年下の上司がどんどん増えていくんだって。
それは悲劇ね。
卞和泣璧(べんかきゅうへき)の例文
- お酒を飲みながら卞和泣璧していても何の解決にもならないよ。
- 卞和泣璧しながらも健太くんはあきらめませんでした。
- 地方に左遷された健太くんは、卞和泣璧しました。
- しばらく卞和泣璧してから、正当に評価をしてくれる会社に転職する決意を固めました。
- ともこちゃんに無能の烙印を押された健太くんは卞和泣璧しました。