著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鳳凰于飛【ほうおううひ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
鳳凰于飛

【読み方】
ほうおううひ

【意味】
夫婦の仲がむつまじいこと。または、賢者が多く集まること。

【語源・由来】
「鳳凰」は、想像上の鳥で、おおとりのこと。聖天子が現れるときに出現するという伝説がある。「鳳」が雄で、「凰」が雌。「于」は、語調を整える助字で、「ここに」の意。おおとりが仲良くつがいで飛ぶことの意。

【典拠・出典】
詩経』「大雅・巻阿」

【類義語】
鴛鴦之契(えんおうのちぎり)
・鴛鴦交頸(えんおうこうけい)
比翼連理(ひよくれんり)
・比翼双飛(ひよくそうひ)
関関雎鳩(かんかんしょきゅう)

鳳凰于飛(ほうおううひ)の使い方

健太
あの夫婦は鳳凰于飛だよね。
ともこ
そうね。いつも仲良く連れ立って歩いているわよね。
健太
歳をとっても彼らのように仲良くできたらいいよね。
ともこ
理想よね。

鳳凰于飛(ほうおううひ)の例文

  1. 健太くんの両親は鳳凰于飛なので、よく手をつないでいる姿をみかけます。
  2. 鳳凰于飛な夫婦として有名だったのに、離婚するなんてびっくりですね。
  3. 私の両親は鳳凰于飛だから、喧嘩をした姿を見たことがありません。
  4. 鳳凰于飛な両親の間に生まれた子は、穏やかな子供に育つといいます。
  5. 健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くし鳳凰于飛であることを誓いますか?
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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