【四字熟語】
落月屋梁
【読み方】
らくげつおくりょう
【意味】
友人を思う情が切なこと。
【語源・由来】
「屋梁」は屋根のはり。また屋根の意。唐の杜甫が友人の李白の江南に流されたのをを思いやり、「夜空におちかかった月が屋根を照らし、君の顔がそこに照らし出されているような気がする」と詠じた故事から。
【典拠・出典】
杜甫「夢李白」
【類義語】
・空梁月落(くうりょうげつらく)
・屋梁落月(おくりょうらくげつ)
落月屋梁(らくげつおくりょう)の使い方
健太くん。その扉を開けてみて。
何があるの?・・・おおっ。僕の親友がいる!
健太くんの落月屋梁の想いがひしひしと伝わってきたから、遠くに引っ越してしまった親友と再会する機会を作ってあげたのよ。
ありがとうー。ともこちゃん。感謝してもしてもしきれないよ。
落月屋梁(らくげつおくりょう)の例文
- 大学の進学を機に友人が東京に行ってしまい、落月屋梁の想いです。
- 遠くの病院に入院してしまった友達を心配し、落月屋梁の毎日です。
- 落月屋梁に満ちて切ない心情を抱えていたからか、懐かしい友人の声が聞こえた気がしました。
- 落月屋梁の想いで、また君に会える日が来ることを心のどこかで期待しています。
- 健太くんの消息を全く聞かなくなって、落月屋梁の想いです。