【四字熟語】
梁上君子
【読み方】
りょうじょうのくんし
【意味】
盗賊、どろぼうのこと。転じて、鼠の異名。
【語源・由来】
中国、後漢の陳寔は、ある夜天井の梁の上に泥棒がひそんでいるのに気づき、子供を起こして「人は努力して学ばなければいけない。悪人だってはじめから悪人ではなく、ただ悪い習慣が身につくのだ。あの梁の上の紳士もそうだ」と戒めたところ、泥棒は降りてきて改心したという故事から。
【典拠・出典】
『後漢書』「陳寔伝」
【類義語】
・緑林好漢(りょくりんのこうかん)
・緑林白波(りょくりんはくは)
梁上君子(りょうじょうのくんし)の使い方
我が家に梁上君子がいて困っているのよー。
なんだか偉そうな名前だけど、そんなにすごい人なら困らないんじゃないの?
梁上君子って鼠のことよ。毎晩、天井裏で運動会をしていてうるさいのよ。
それは迷惑だね。
梁上君子(りょうじょうのくんし)の例文
- 梁上君子をとらえるためにわなを仕掛けました。
- 我が家の猫は、誇らしげに梁上君子をくわえてもってきます。
- 梁上君子による被害が多発しているので、ゴミ捨てなど短時間の外出でもしっかり施錠をしましょう。
- 帰宅したら、部屋が荒らされていたので梁上君子に入られたようです。
- 梁上君子に宝を盗まれないように、何重にもカギを掛けました。