【四字熟語】
春蘭秋菊
「春蘭秋菊、俱に廃す可からず」の略。「いずれ菖蒲か杜若」と同意。
【読み方】
しゅんらんしゅうぎく
【意味】
春の蘭と秋の菊。花の時期は異なるものの、どちらもそれぞれに美しいということ。転じて、いずれもすばらしく、優劣を付けがたいことのたとえ。
【典拠・出典】
『楚辞』礼魂
春蘭秋菊(しゅんらんしゅうぎく)の使い方
ねえ。健太くん。あの子と私どっちがきれい?
春蘭秋菊で決めることができないなあ。どっちもきれいだよ。
ええーっ。健太くん。本当はどっちかがきれいだって思っているんでしょう?
ともこちゃん。顔が怖いよ。ともこちゃんの方が断然きれいだよ。
春蘭秋菊(しゅんらんしゅうぎく)の例文
- 予算上、どちらかしか買えないが春蘭秋菊、迷うなあ。
- 最後に残った二人は春蘭秋菊、どちらが主演に選ばれてもおかしくない。
- ともこちゃんの心をこの目で見ることができるならば、きっと春蘭秋菊のごとき美しく澄み切った心なのだろう。
- 生徒の作品は春蘭秋菊なので、この中から金賞を一人選ぶのは難しい。
- ともこちゃんと健太くん、甲乙つけ難し、春蘭秋菊とはこのことだ。