【四字熟語】
雲泥万里
【読み方】
うんでいばんり
【意味】
非常にかけ離れていること。へだたりのはなはだしいことのたとえ。
【語源・由来】
空の雲と地上の泥がきわめて遠い距離にある意から。「雲泥之差(うんでいのさ)」を強調したことば。「万里」は一万里、またきわめて遠いこと。
【典拠・出典】
『後漢書』「矯心伝」
【類義語】
・雲泥之差(うんでいのさ)
・雲泥万天(うんでいばんてん)
・雲泥異路(うんでいいろ)
・雲泥万天(うんでいばんてん)
・天淵之差(てんえんのさ)
・天淵氷炭(てんえんひょうたん)
・天地之差(てんちのさ)
【英語訳】
be far apart
farは「遠く離れた」という意味の副詞。apartは「離れて」という意味の副詞。
英文例
彼と彼女の性格は雲泥万里だが、うまくいくのだろうか? His and her character is far apart, will it go well?
英文例
彼と彼女の性格は雲泥万里だが、うまくいくのだろうか? His and her character is far apart, will it go well?
雲泥万里(うんでいばんり)の使い方
うわさ、聞いたわよ。今年の野球部は快進撃で、今まで負けなしなんですって?
そうなんだよ、今年はみんなすごく調子がよくて、去年とは雲泥万里な仕上がりなんだよ
よかったわね、日頃の努力がみのったのかしら
去年はボロ負けだったからね。今年こそはって、みんな気合が入っているのが勝因かな
雲泥万里(うんでいばんり)の例文
- 我が社は去年、大赤字だったが今年は売上が好調だ。去年と比べれば雲泥万里なので先行きが楽しみだ。
- そのバンドはアイドルグループのように報じられているが、ファンの私から言わせてもらえば、アイドルとは雲泥万里の本格派アーティストだ。
- 彼は彼女のことを悪く思っていたが、それが勘違いだと気がついてからは、それ以前の態度と雲泥万里の接し方に変わった。
- 私の両親は雲泥万里の性格で、似たところがまったくないのだがとても仲が良い。不思議なものだ。
- 地道な努力のかいがあって、我が校の進学率は昔と比べると雲泥万里なくらい良くなった。
まとめ
「雲泥」は空の雲と地上の泥がきわめて遠い距離にあることを、「万里」はきわめて遠いことを指すことから、雲泥万里(うんでいばんり)は、非常にかけ離れていることを意味する言葉となりました。類義語の雲泥之差(うんでいのさ)の方が良く使われますが、雲泥万里(うんでいばんり)はこの言葉を強調した言い回しになります。生活の中で、まるで異なることがらに出会うことはよくあります。そんなときは、この雲泥万里(うんでいばんり)という言葉を思い出して、使ってみてください。雲泥之差(うんでいのさ)よりちょっと凝った感じが味わえると思います。