【四字熟語】
三顧之礼
【読み方】
さんこのれい
日本漢字能力検定
準1級
【意味】
真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。また、目上の人が、ある人物を信任して手厚く迎えること。
「顧」は訪ねる、訪れること。
【語源・由来】
諸葛亮「前出師表」より。中国三国時代、蜀の劉備が、わびずまいの諸葛亮(孔明)を訪ねたが、なかなか会えず、三度目にやっと面会できた。二人は胸中を語り合って感激し、劉備は孔明を軍師として迎えることができた故事から。
【典拠・出典】
諸葛亮「前出師表」
【類義語】
・三徴七辟(さんちょうしちへき)
・草廬三顧(そうろさんこ)
三顧之礼(さんこのれい)の使い方
健太くんが通っている空手教室に新しい先生が来たんですって?
そうなんだ。有名な先生を三顧之礼をもって迎えたんだよ。
へえ。そんなに有名な先生なの?
空手会の世界的なスターだよ。
三顧之礼(さんこのれい)の例文
- ゴッドハンドを持つという名医を三顧之礼で手厚く迎えた。
- 三顧之礼を尽くして、高名な先生を迎え入れた。
- 新進気鋭の作家である健太くんに、編集者は三顧之礼をとった。
- ともこちゃんは、三顧之礼を尽くしても迎え入れなければならない人材だ。
- 学生時代に偉大な実績のある健太くんは、卒業後、大企業に三顧之礼で迎えられた。