【四字熟語】
詠雪之才
【読み方】
えいせつのさい
【意味】
文学的才能の優れた女性のこと。女性の詩文の才をほめる言葉。
【語源・由来】
晋の王凝之(ぎょうし)の妻の謝道蘊(しゃどううん)が、降る雪を白い綿毛がある種子の柳絮(りゅうじょ)にたとえた詩を詠み、文才をたたえられた故事から。
【典拠・出典】
『晋書』「王凝之妻謝氏伝」
【類義語】
・詠絮之才(えいじょのさい)
・柳絮才高(りゅうじょさいこう)
・柳絮之才(りゅうじょのさい)
【英語訳】
a woman who has a excellent talent for literature
talentは「才能」という意味の名詞。literatureは「文学」という意味の名詞。
英文例
彼女は詠雪之才がある人だ。She is a woman who has a excellent talent for literature.
英文例
彼女は詠雪之才がある人だ。She is a woman who has a excellent talent for literature.
詠雪之才(えいせつのさい)の使い方
今度の作文コンクール、一般公募の部があるんだけど、応募してみようかしら
それがいいと思うよ。ともこちゃんの書く作文は誰よりも上手だし、絶対、詠雪之才があると思うよ。
そんなあ、そこまで言われると照れちゃうな。でも、そう言ってくれるなら、応募してみようっと!
うんうん、絶対入賞できるって!がんばってね!
詠雪之才(えいせつのさい)の例文
- 僕がつきあっている彼女はとても文才があり、彼女が詠む俳句にはいつも感心させられる。彼女のこうした詠雪之才も、魅力のひとつだ。
- 私の母は詩吟の先生をしていた。幼かった私には、その価値があまりわからなかったが今ならわかる。母は詠雪之才の人だったのだ。
- 僕の担任の先生は、趣味がこうじたポエムで、何度も雑誌の賞を受賞していた。詠雪之才にあふれた女性だ。
- 彼女は将来小説家をめざしていて、何度も小説を雑誌社に投稿し、ついに賞を受賞した。やはり詠雪之才があったのだ。
- 私はとても詩が好きで、自分でも書くのだがいまひとつ気に入らない。将来、付き合う女性ができるとすれば、詠雪之才の人がいいなと思う。
まとめ
詠雪之才(えいせつのさい)は、中国の故事が由来の言葉で、文学的才能の優れた女性のことを表します。世の中には女流作家も多く活躍していて、彼女たちの作品は女性ならではの感性に裏打ちされた、とても情緒あるものが多数あります。みなさまは男性作家と女流作家のどちらがお好きでしょうか?