【四字熟語】
雲煙模糊
【読み方】
うんえんもこ
【意味】
雲や霞、靄などが立ち込めて、ぼんやりとはっきりしない様子
【語源・由来】
「雲煙」雲や煙、霞
「模糊」はっきりしないさま。ぼんやりとしたさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・曖昧模糊(あいまいもこ)
・有耶無耶(うやむや)
【対義語】
・明明白白(めいめいはくはく)
【英語訳】
vague
dim
hazy
misty
foggy
例文
His mind was foggy with sleeping tablets.
彼は睡眠薬で頭が雲煙模糊としていた。
His mind was foggy with sleeping tablets.
彼は睡眠薬で頭が雲煙模糊としていた。
雲煙模糊(うんえんもこ)の使い方
霧が濃くなってきたね。気をつけて運転してよ。
わかってるさ。フォグライトを点けてるけど、それでもよく見えない。君も前方を注意していてくれよ。
オッケー。こんな雲煙模糊とした状態でしかも山道なんて、神経すり減るよね。
まったくだ。とにかく開けたところに出るまでは、お喋りをやめて集中しよう。
雲煙模糊(うんえんもこ)の例文
- 風もなくなり船は静かな海をたゆたっていた。辺りには霧が立ち込め雲煙模糊とした世界が広がる。船乗りたちは目をこらし耳を済まして周囲の様子を探り、危険を避けようと躍起になっていた。
- 私のメガネをどこかで見なかったかい?さっき何かをしようとして外したんだが、どこで外したか忘れてしまった。なにせドがつく近眼だから、メガネなしでは全てが雲煙模糊としてしまうんだ。
- 今朝は霧が濃いね。これならきっと、日が高くなれば気温も上がり晴れてくるんだろうけど、今は道路の向こうの家さえ雲煙模糊としているよ。
- どうやら課長は昨日飲みすぎたらしいですよ。気分は悪くないようですけど頭がぼーっとして、もう何やら雲煙模糊としているのですって。あれじゃあ少なくとも午前中は使い物になりませんね。あまり面倒なことは持ち込まない方がいいですよ、きっと。