【四字熟語】
温柔敦厚
【読み方】
おんじゅうとんこう
【意味】
人柄が穏やかで優しく、誠実で人情に厚いこと。また、そのような温かい人柄。

「温柔敦厚」は、穏やかで優しく、誠実で思いやりの深い人柄を表す言葉だよ。『礼記』では、詩を学ぶことによって育まれる望ましい人柄として説かれているんだ。

相手が失敗しても頭ごなしに責めず、気持ちを考えて話を聞いてくれる人が思い浮かぶニャ。優しさと誠実さが一緒に伝わる言葉なんだニャン。
【語源・由来】
「温柔(おんじゅう)」は、穏やかで優しいこと。「敦厚(とんこう)」は、人情に厚く、誠実なことをいう。
『礼記』「経解」には「其為人也、温柔敦厚、詩教也」とあり、詩による教えが人を穏やかで情の厚い性格に育てると説いている。ここでいう「詩」は、古代中国の詩を学ぶことに関係する。
【典拠・出典】
『礼記』「経解」(「其為人也、温柔敦厚、詩教也」)。
【類義語】
・温厚篤実(おんこうとくじつ)
・温厚質実(おんこうしつじつ)
・温順篤実(おんじゅんとくじつ)
【英語訳】
gentle, kind-hearted, and sincere
warm and compassionate
英語例文
祖母は温柔敦厚な人だった。
My grandmother was gentle, kind-hearted, and sincere.
祖母は温柔敦厚な人だった。
My grandmother was gentle, kind-hearted, and sincere.
温柔敦厚(おんじゅうとんこう)の使い方

クラスの話し合いで意見が分かれたとき、先生の対応が優しかったね。

うん。どちらの意見もすぐに否定せず、最後まで聞いてくれたよ。

困っている子の気持ちにも寄り添っていたね。まさに温柔敦厚な先生だよ。

僕もあんなふうに、相手の立場を考えて話せるようになりたいな。
温柔敦厚(おんじゅうとんこう)の例文
- 地域の子どもたちの話にも耳を傾ける彼女は、温柔敦厚な人柄で慕われている。
- 祖母は温柔敦厚な人で、失敗を責める前に、まず事情を聞いてくれた。
- 『礼記』では、詩の教えによって育まれる人柄として温柔敦厚が挙げられている。
- 恩師の温柔敦厚な人柄に触れ、私も相手の立場を考えて話すようになった。
- 温柔敦厚な父は、家族が悩んでいるとき、せかさずに話を聞いてくれる。
まとめ
「温柔敦厚(おんじゅうとんこう)」は、穏やかで優しく、人情に厚く、誠実な人柄を表す四字熟語です。
「温柔」は穏やかで優しいこと、「敦厚」は思いやりが深く誠実なことを意味します。『礼記』「経解」では、詩の教えによって育まれる人柄として「温柔敦厚」が説かれています。
意味の近い「温厚篤実」は穏やかさとまじめで実直な性格に重点がありますが、「温柔敦厚」は、人への温かな思いやりと寛大さが強く感じられる表現です。


















