【四字熟語】
栄華秀英
【読み方】
えいかしゅうえい
【意味】
草木の花の総称。
【語源・由来】
「栄」は草の花、「華」は木の花、「秀」は花が咲かないで実を結ぶもの、「英」は花が咲いて実を結ばないものという。「華」は「が」とも読む。
【典拠・出典】
『爾雅』「釈草」
【類義語】
・百花繚乱（ひゃっかりょうらん）
・山川草木（さんせんそうもく）
【英語訳】
All of the grass and tree flowers.
栄華秀英（えいかしゅうえい）の使い方
もうすぐ春だな～！
そうね。春になれば学校の庭も栄華秀英が一斉に咲き乱れて、さぞかしきれいでしょうね。
新入生も入るし、心が躍る季節だよな～。
健太君が植えたチューリップもきれいに咲き揃うわね。
栄華秀英（えいかしゅうえい）の例文
- いけばな教室での最初の授業は「栄華秀英を知る」というタイトルがついていた。
- 春は一斉に栄華秀英が咲き乱れて、華やかな季節である。
- 雨に濡れた栄華秀英の景色も、また艶やかで美しいものだ。
- 今日の着物は全体に鮮やかに栄華秀英が描かれた、大変華やかなものだった。
- この荒れた庭にたくさんの花の種を植えた。花が咲く季節になれば、栄華秀英がこの乱れた庭をきれいに彩ってくれることだろう。
- 栄華秀英と言えども恥ずかしく思うほどに、彼女は若く美しい。
- 栄華秀英を観賞するのは、風流な趣味だ。
- 大きな花、小さな花、実をつけるもの、つけないもの、たくさんの栄華秀英を図鑑におさめたいのだ。
まとめ
見るからに華やかで美しい四字熟語である。
花にも色々あり、それらを一語一語に区別して美しい言葉で飾ってある。
自然や風景の美しさを言葉で表現するのはとても難しいが、それぞれに考え抜かれた一語があてはめられている。
人にとって花は美しさで目を楽しませてくれ、成長で心をときめかせてくれるものだ。
中国には自然を風流で雅に表現した言葉が多い。森羅万象、あらゆる自然をゆったりと眺め、その中に詩を見つけたのだろう。
花は華とも表現することがある。もっとたくさんの場面で使われても良い言葉だと言えるだろう。
