著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

花晨月夕【かしんげっせき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

【四字熟語】
花晨月夕

【読み方】
かしんげっせき

【意味】
春の朝と、秋の夜の楽しいひとときのこと。

【語源由来】
「花晨」とは、花の咲いた朝のこと。「月夕」とは、月の出ている夜のこと。

「花晨(かしん)」とは、陰暦の二月十五日のこと。「月夕(げっせん)」とは、陰暦の八月十五日のことをいう。

【典拠・出典】

【類義語】
花鳥風月(かちょうふうげつ)
花鳥月露(かちょうげつろ)
・花鳥月夕(かちょうげっせき)

【英語訳】
the beauties of nature.

花晨月夕(かしんげっせき)の使い方

ともこ
健太くん、今日の夜は一緒に月を見ましょうよ。
健太
そうだね。きっとキレイな月が見られるんじゃないかな。楽しみだね。
ともこ
花晨月夕というけれど、春になったら朝に咲く花を楽しみたいわね。
健太
秋が終わると、長い冬がやってくるけれど、花が咲くのが待ち遠しくなるね。

花晨月夕(かしんげっせき)の例文

  1. 夏は暑さに疲れてしまうけれど、花晨月夕を楽しみながら涼むのは楽しみのひとつだ。
  2. 花晨月夕を楽しむことは、心を豊かにしてくれると思う。
  3. 春には花を、秋には月を楽しむことができることは、四季があるからこそできることだと思う。花晨月夕を存分に楽しみたいものだ。
  4. 彼女は自然が好きだと話していた。特に、花晨月夕を楽しむことで、心が穏やかになると教えてくれた。
  5. 長くて寒い冬を越えたからこそ、春に花が咲くことをうれしいと思うのかもしれない。花晨月夕を楽しむことは、大切なことだと思う。

まとめ

美しいものは、この世の中にはたくさんあるのではないでしょうか。
しかし、自然の美しさというものは、人間には作り出すことのできないものですね。
花晨月夕というように、春の朝に花を愛でたり、秋の夜に月を楽しんだりするということは、心を豊かにするだけでなく、心を穏やかにしてくれるものなのかもしれませんね。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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