【四字熟語】
甘言蜜語
「蜜」を「密」と書き誤らないように注意しましょう。
【読み方】
かんげんみつご
【意味】
甘いことばやうまい話。
相手に取り入ったり、相手の気を引いたりするための甘いことば。おべっか。
相手をついその気にさせてしまうような、うまい話についても用いる。
男女間で交わされる甘い語らいにもいう。
「甘言蜜語を弄(ろう)して取り入る」などと表現する。
【語源・由来】
「甘言」は、文字どおりあまくちの甘いことば、人にとりいるようなうまいことば。うまい話し。
「蜜語」は、蜜のように甘いことば。男女間で交わされる睦言(むつごと)。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・甘言美語(かんげんびご)
・甜言蜜語(てんげんみつご)
・花言巧語(かげんこうご)
・巧言令色(こうげんれいしょく)
【英語訳】
・Sweet words and A tempting offer
・A sweet word and flattery.
・A good story to deceive your opponent
・Sweet conversation between the sexes
甘言蜜語(かんげんみつご)の使い方
社長が、またやってるよ・・・。
どうしたの? 今度は何?
また、うまい儲け話があるとかで出資者を募ってる。結局、ポシャって皆が離れていくのにな。
社長の甘言蜜語にはもう誰も乗らないわよ。でも、一番心配なのは社長自身が甘言蜜語に踊らされているところよね。
甘言蜜語(かんげんみつご)の例文
- 彼女は要注意よ。腹黒いというか、どんな時でも甘言蜜語で人をだますことを考えているから。お金の相談されても出しちゃだめよ。
- 友人の家族はマルチ商法でだまされだが、そういう甘言蜜語に乗せられやすい人は同じような手口にひっかかりやすいそうだ。
- 海外で投資して高額の配当金を得られるなどという甘言蜜語にだまされて、多くの個人投資家の金が闇に消えた。
- 多くの女性をだました結婚詐欺師というから、どんな甘言蜜語かと思ったら、笑っちゃうくらい現実味のない話ばかりで驚いた。
- 低い身分から甘言蜜語で皇帝の愛人にまでのしあがり、人心をまどわし操る悪女の話は数多くある。
- 甘言蜜語とは言っても、僕は彼女とのデート時の会話で幸せを感じるんだ。