【四字熟語】
玩物喪志
【読み方】
がんぶつそうし
【意味】
無用なものに熱中して、本業がおろそかになること。「玩」はもてあそぶ、むさぼる意。「喪志」は志を失う意。遊びや趣味などに心を奪われ、これをもてあそんでばかりいると、本来の志を失ってしまうということ。「物を玩べば志を喪う」とも読む。
【典拠・出典】
『書経』旅獒
【類義語】
・恍然自失(こうぜんじしつ)
・忘我混沌(ぼうがこんとん)
・無我夢中(むがむちゅう)
玩物喪志(がんぶつそうし)の使い方
先日君のお兄さんが、工作の大会で優勝したわね。手がとても器用なのね。
ああ、そうみたいだね。でも、器用なのは良いんだけれど彼の趣味はプラモデルで困ってるんだ。
え?プラモデルで困ることなんてあるのかしら?どうして?
家中兄の作ったプラモデルだらけなんだ。あまりにもプラモデルにお金をつぎ込むもんだから、僕から見れば玩物喪志も良いところだと思うよ。
玩物喪志(がんぶつそうし)の例文
- 彼らは我々には理解できない趣味に耽っていて、玩物喪志もいいところだ。
- 玩物喪志のように見えるが、それが彼の生業なのだから仕方ない。
- 玩物喪志と言ってくれるな。僕は真剣に取り組んでいるのだ。
- まるで玩物喪志ね。そんなくだらないことに熱中してどうするの。
- 玩物喪志の傾向が既にその頃からあったように感じる。