誇大妄想の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
誇大妄想
【読み方】
こだいもうそう
【意味】
自分を過大評価して、現状よりもすぐれていると思い込むこと。
現在の自身の地位・財産・能力などを、実際のものより大きく評価して、事実であるかのように思い込むこと。
自分を過信して誇ること。
お金や能力、立場を実際よりもずっとすごいと思いこむねんな。
まるで、自分が超ヒーローみたいに考えてしまうことや。
これは、「自分を見つめるときは現実的に」って教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「誇大」は実際より大げさに言ったり、考えたりすることの意味で、「妄想」は自分の欲求に基づき、自分だけの勝手な基準で作られた、根拠のない誤った判断によって作られた主観的な信念を意味します。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・針小棒大(しんしょうぼうだい)
【英語訳】
bouffee delirante
megalomania
delusion of grandeur
expansive delusion
insanity of grandeur
sophomania
He has megalomaniac dreams.
誇大妄想な心理状態。
A psychological state characterized by delusions of grandeur.
誇大妄想(こだいもうそう)の解説
「誇大妄想」は、自分が現実よりもずっと素晴らしいと信じ込む状態を指すんだよ。これは心の中で想像することで、その人が自分を過大評価する傾向があることを示しているんだ。
たとえば、自分がただの学生なのに大統領や有名な映画スター、あるいは超能力者だと思い込むことだよ。その人が思い込む内容はさまざまだけど、どれも現実の自分よりもずっとすごい、と思い込むことが共通しているんだ。
「妄想」は、根拠のない誤った判断によって作られた主観的な信念のことを指すんだ。「妄想」は現実とは違う世界を信じ込んでしまうことで、それが本当に現実だと思ってしまうことがあるんだよ。だから、「誇大妄想」は、自分が現実とは全く違う、とてもすごい人だと信じ込んでしまう状態を指しているんだよ。
だから、「誇大妄想に陥る」って言うときは、自分が実際よりもすごくすごいと信じ込んでしまって、その妄想が現実じゃないのにそれを本当のことだと信じてしまっている状態を表しているんだよ。これは、自分自身を理解する上で大切なことだね。自分が誇大妄想に陥っていないか、常に自己を振り返ることが大切なんだ。
誇大妄想(こだいもうそう)の使い方
誇大妄想(こだいもうそう)の例文
- 彼はいつも誇大妄想に陥っているようだ。
- 誇大妄想のようなところがあると気がつきませんでしたか。
- 俺は起業して大企業の社長になる、と誇大妄想を抱き続け、そして言い続けた。
- 誇大妄想も一つの自己成長を促すこともある。
- 彼女はあの有名大学に入れると誇大妄想しているようだ。
誇大妄想の文学作品などの用例
- それに、このごろは、ぱらのいあの疑いがだいぶあるんですがね||誇大妄想のようなところは、気がつきませんでしたか<舟橋聖一・悉皆屋康吉>
実際以上に良い方向に考えすぎて、それが本当だと信じ込むことだよ。