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戦戦恐恐【せんせんきょうきょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

戦戦恐恐

戦戦恐恐の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
戦戦恐恐

【読み方】
せんせんきょうきょう

【意味】
おそれて、びくびくするさま。おそれつつしむさま。

四字熟語の博士
「戦戦恐恐」は、とても怖がって、いつも緊張している様子を表す四字熟語だよ。
恐れながら、どんなことが起こるか分からない状態を描いているんだ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「怖いことが起こりそうで、いつもびくびくしてる」ってことやな。
あたかも怖い映画を見ているように、どんな時もドキドキ、ワクワクする感じやな。
これは、「いつも警戒している、おっかなびっくりする感じ」を表してる言葉やな。

【語源・由来】
「淮南子」人間訓より。「戦戦」は恐れおののく、びくびくする、という意の語で、それを二つ重ねて語彙を強めた四字句。、

【典拠・出典】
詩経』「小雅・小旻」

【類義語】
戦戦慄慄(せんせんりつりつ)

【対義語】
鷹揚自若(おうようじじゃく)
従容自若(しょうようしじじゃく)

【英語訳】
in great fear/trembling with fear.

戦戦恐恐(せんせんきょうきょう)の解説

カンタン!解説
解説

「戦戦恐恐」というのは、すごく怖がって、びくびくしてる様子を表す言葉なんだよ。

「戦戦」っていうのは、怖がってビクビクするという意味だけど、それを2回言うことで、もっとその感じを強調してるんだ。

例えば、「戦戦恐恐として父親の怒りが治まるのを待つ」って言うときは、父親が怒っているからすごく怖くて、びくびくしながら怒りが収まるのを待ってるっていう状況を表してるんだ。つまり、とっても怖くてドキドキ、ビクビクしながら何かを待っている、そんな感じを表す言葉なんだよ。

戦戦恐恐(せんせんきょうきょう)の使い方

ともこ
健太くん、こんなところでなにをしているの?
健太
うわあ!ともこちゃん。驚かせないでくれないか。見つかったかと思ったじゃないか。
ともこ
健太くんのお母さんが、健太くんのことを探していたわ。まさか、なにか悪さをしたから、そんなに戦戦恐恐としているんじゃないの?
健太
そうなんだ。お母さんの大切にしていた花瓶を割ってしまったんだ。

戦戦恐恐(せんせんきょうきょう)の例文

例文
  1. 君はどうしてそんなに戦戦恐恐としているんだい?
  2. 兄は勝手に学校を休んだことが、父にばれないかと戦戦恐恐としている。
  3. 不安そうな表情で辺りを見渡してから、人混みにまぎれるように移動している彼は、いつも戦戦恐恐という状態だ。どうしてそんなに怯えているのだろう。
  4. 弟は遊んでいる時に、祖父の大切な盆栽を落としてしまった。元に戻しておいたようだけど、祖父にばれてしまわないか戦戦恐恐としている。早く謝ってしまえばいいと、私は思う。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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