人事不省の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
人事不省
【読み方】
じんじふせい
【意味】
病気や怪我などで意識を失うこと。
昏睡状態に陥ること。
それはつまり、「ケガや病気でちゃんと周りが見えない、わからん状態」ってことやな。
ほんまに寝てるような、何が何やらさっぱりわからへん状態のことを言うんやで。
これは、「体調を崩すと大変なことになる」って教えてくれる言葉やな。
ほんまに寝てるような、何が何やらさっぱりわからへん状態のことを言うんやで。
これは、「体調を崩すと大変なことになる」って教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「人事」は人としての感覚・意識を意味します。
「不省」は訓読みで「省みず」となり、意識がはっきりとしないことを意味します。また音読みは「ふしょう」ではなく「ふせい」です。
【典拠・出典】
朱震亨『丹渓心法』「中暑」
【類義語】
・前後不覚(ぜんごふかく)
・意識不明(いしきふめい)
・意識朦朧(いしきもうろう)
【英語訳】
・unconsciousness
・insensibility
人事不省(じんじふせい)の解説
カンタン!解説
「人事不省」っていうのは、完全に意識を失ってしまうことを表すんだよ。すごく重い病気や大怪我をした時に、意識がなくなってぐっすり眠っちゃう状態のことさ。
「人事」は、ここでは人間が普通にできることのことを言うんだ。「不省」っていうのは、そのことに気づかない、または気にかけない、という意味だよ。
だから、「人事不省に陥る」っていうと、何も感じられないぐらいに意識がなくなっちゃう、つまりほとんど寝てしまう状態になる、という意味になるんだよ。
人事不省(じんじふせい)の使い方
ああ、僕としたことが・・・・・・しまった!
いったいどうしたの? ずい分落ち込んでいるわね。
実はね、今度の発表会、木の精の役だったんだけど、人事不省で眠りこけちゃったんだ、舞台上で。
あらまぁ。せりふが無さ過ぎて眠っちゃったのね。
人事不省(じんじふせい)の例文
- その選手は、突如人事不省に陥った。
- 私の父は病で今や人事不省となっております。
- 彼はいつ人事不省になっても良いように、遺言書をしたためた。
- 長い人事不省の後、泣きながら彼女は目覚めた。
- 彼女はある療法を受けたあと人事不省のまま再び目を開けることはありませんでした。
人事不省の文学作品などの用例
- 暫時の間、人事不省に陷ちたが、気がついて見ると、ユキも私の傍に崩れ倒れて、<嘉村礒多・神前結婚>
昏睡状態に陥ったり、意識がなくなることも含んでいるんだ。