適者生存の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
適者生存
【読み方】
てきしゃせいぞん
【意味】
生物は、環境に最も適応できる生物だけが生き残り、適していないものは滅びるということ。
ええな、それは「一番しっくりくる場所で上手くやっていける子だけが残っていける」ってことやな。
ちょっと厳しいけど、自分に合った場所を見つけて生きていくんやな。
それが「生き抜く力」を身につけるってことやな。
ちょっと厳しいけど、自分に合った場所を見つけて生きていくんやな。
それが「生き抜く力」を身につけるってことやな。
【語源・由来】
イギリスのハーバード・スペンサーによる生物進化論の用語。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・自然淘汰(しぜんとうた)
・優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)
適者生存(てきしゃせいぞん)の解説
カンタン!解説
「適者生存」っていうのは、生きていく上で環境に一番フィットするものだけが生き残り、それ以外のものはだんだん消えていく、という考え方なんだ。この言葉は、イギリスの賢いおじさん、ハーバード=スペンサーっていう人が、生き物がどうやって進化していくかについての理論を説明するために使ったんだよ。
例えば、森の中で色が緑っぽい虫は葉っぱに紛れて敵に見つからなくて生き残れるけど、赤い虫はすぐに見つかってしまって食べられちゃう。だから、森の中では緑の虫が多くなるような感じだね。これが「適者生存」の考え方なんだよ。
適者生存(てきしゃせいぞん)の使い方
キリンは、弱肉強食の厳しいサバンナで生き残るために、他の動物が食べない高いところの葉っぱを食べるために首が長くなったって言うよね。
そうね。そのおかげで生き残っているらしいわね。
キリンは適者生存のいい例だね。
ええ。そうね。健太くんもこのコンピューター社会を生き残るために勉強をしたほうが良いわよ!
適者生存(てきしゃせいぞん)の例文
- 彼は医学を志すために生まれたような人で、それで適者生存の意味からして、この学校に無くてならない人物となりました。
- 不況による倒産や失業などの非効率な部門の淘汰こそが、経済全体の生産性を向上させるという適者生存の考え方です。
- 適者生存、企業規模の大小にかかわらず、的確に時代の変化に対応していくことが、企業の生き残りにつながっていきます。
- 人間だけが、適者生存の原則にそむいて、弱者や病人の生存権を保証しています。
- 適者生存、この辺の開発が急激に進み、見られる植物も変わっていった。
適者生存の文学作品などの用例
- その過程で適者生存の原則が適用され、強いものが生き残って、自然淘汰が行われていく。<江藤淳・漱石における世紀末>
適応できない生物は次第に淘汰されていくということだね。