南都北嶺の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
南都北嶺
【読み方】
なんとほくれい
【意味】
奈良と比叡山のこと。また、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺のこと。
ほほー、それはつまり、「南の奈良と北の比叡山」のことを指してるんやな。
それも特に、奈良の大きなお寺である興福寺と、比叡山のお寺、延暦寺を表してるってわけやね。
これは、「日本の有名な寺院とその場所」を表す言葉やな。
それも特に、奈良の大きなお寺である興福寺と、比叡山のお寺、延暦寺を表してるってわけやね。
これは、「日本の有名な寺院とその場所」を表す言葉やな。
【典拠・出典】
『歎異抄』「二」
【類義語】
・北嶺南都(ほくれいなんと)
南都北嶺(なんとほくれい)の解説
カンタン!解説
「南都北嶺」っていう言葉は、奈良と比叡山のことを指すんだよ。特に、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺という、有名なお寺のことを表すこともあるんだ。
「南都」っていうのは奈良のことを指すんだ。「南都」の興福寺は、大昔の奈良にあった6つの大きな仏教の派閥の中でも、特に代表的なお寺だったんだよ。
一方、「北嶺」っていうのは比叡山のこと。比叡山にある延暦寺も、とっても有名なお寺で、その力を振るっていたんだ。
その当時、延暦寺のお坊さんたちは「山法師」と呼ばれ、興福寺のお坊さんたちは「奈良法師」と呼ばれ、それぞれがその地域で影響力を持っていたんだ。
ちなみに、この言葉の出どころは、「歎異抄」という本に書かれているんだよ。
南都北嶺(なんとほくれい)の使い方
健太くん。南都北嶺の僧兵は最強だったそうよ。健太くんも修行にいったらどう?
僕は、空手で最強の男になりたいんだよ。しかも修行僧って早起きしないとだめでしょう?無理だよ。
そんな情けないことを言っていたら、空手で最強の男になれないわよ。
そうだね。もっと心を鍛えよう。でもお寺で修業は無理だよ。
南都北嶺(なんとほくれい)の例文
- その絵は、南都北嶺にある寺院に所属していた僧侶が作者という説がある。
- 延暦寺の僧兵の力は奈良興福寺と並び称せられ、南都北嶺と恐れられました。
- 仏様についてならば、南都北嶺にゆゆしき学者たちがおられますので、そこに行ってお聞きなされませ。
- 中世の金峯山寺は山上・山下に多くの子院をもち、多くの僧兵を抱え、その勢力は南都北嶺にも劣らないといわれていました。
- 平氏も南都北嶺の影響力に頭を悩ませていたといわれています。
それは奈良と比叡山のことを指すんだ。
さらに詳しくいうと、奈良の興福寺と比叡山の延暦寺のことを言うんだよ。