放蕩無頼の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
放蕩無頼
【読み方】
ほうとうぶらい
【意味】
酒色にふけり、勝手気ままに振る舞って品行の定まらないさま。
それは、要するに、「酒や遊びに夢中になって、まっとうな生活をおっくうになっちゃう」ってことやな。
大事なのは、楽しむことも大事やけど、それに翻弄されへんように、ちゃんと自分をコントロールすることやな。
この言葉は、「自分の行動を見失わへんように」って教えてくれるんやで。
大事なのは、楽しむことも大事やけど、それに翻弄されへんように、ちゃんと自分をコントロールすることやな。
この言葉は、「自分の行動を見失わへんように」って教えてくれるんやで。
【語源・由来】
「放蕩」はほしいままに振る舞うこと。酒色におぼれて身もちが定まらないこと。「無頼」は定職をもたず素行の悪いさま。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・婬虐暴戻(いんぎゃくぼうれい)
・放蕩三昧(ほうとうざんまい)
・放蕩不羈(ほうとうふき)
・流連荒亡(りゅうれんこうぼう)
放蕩無頼(ほうとうぶらい)の解説
カンタン!解説
「放蕩無頼」っていうのは、好きなことばっかりやって、勝手気ままに生きる人のことを指すんだよ。だいたいは、パーティーや遊びに夢中になって、自分の行動が周りにどう影響するかとか、そんなことを考えずに生きている人のことだよ。
「放蕩」は、自分が好きなことを好きなだけやること。「無頼」は、働かずに悪いことをする人のことを言うんだ。
たとえば、「放蕩無頼の限りを尽くす」という文は、人が自分の欲望にふけって、自分勝手に行動し、他人を考えずに生きている状態を表しているんだよ。これは、他人に迷惑をかける可能性があるから、あまり良くないとされているよ。
放蕩無頼(ほうとうぶらい)の使い方
僕のおじいちゃんは、酒と女を愛する放蕩無頼の人だったそうだよ。
まあ。それは、おばあちゃんは苦労したでしょうね。
そうなんだ。しかもおばあちゃんはおじいちゃんが大好きだったからね。大変だったと思うよ。
今頃天国で、仲良くけんかをしているかもしれないわね。
放蕩無頼(ほうとうぶらい)の例文
- 彼には、放蕩無頼な息子が四人もいました。
- あの放蕩無頼の男に、この家を相続させる事は、いかなる理由があっても嫌です。
- 放蕩無頼な彼が遺産を相続したら、酒代ですぐに消えてなくなるでしょう。
- 放蕩無頼に身をもちくずしたために、この家を追放されたんです。
- 彼の放蕩無頼ぶりには苦い顔をしたけれども、何もいわなかった。
放蕩無頼の文学作品などの用例
- ふと老人は鶴子が操を破ったのはあるいは放蕩無頼な倅に欺かれたためではないかという気がした。<永井荷風・つゆのあとさき>
- 放蕩無頼の生活にも経験があるのではないかと思われる位、あらゆる人間への鋭い心理的洞察がある。〈中島敦・弟子〉
人が自分をコントロールできなくなって、身を持ち崩すという様子を描いているんだ。