滅私奉公の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
滅私奉公
【読み方】
めっしほうこう
【意味】
私利私欲を捨てて、主人や公のために忠誠を尽くすこと。
ええとな、それは、「自分のことよりも、みんなのために働く」ってことやな。
自分の欲しいものなんかよりも、国や社会がもっとよくなるようにがんばるんやな。
これは、「自分だけじゃなくて、みんなのことを考える大切さ」を教えてくれる言葉やで。
自分の欲しいものなんかよりも、国や社会がもっとよくなるようにがんばるんやな。
これは、「自分だけじゃなくて、みんなのことを考える大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「滅私」は私利私欲を捨てること。「奉公」は国や社会などの公、または、主人や主君・上位の者などに自分の身をささげて尽くすこと。
【典拠・出典】
『戦国策』「秦策」
【類義語】
・奉公克己(ほうこうこっき)
・奉公守法(ほうこうしゅほう)
滅私奉公(めっしほうこう)の解説
カンタン!解説
「滅私奉公」っていうのは、自分の欲望や利益を思わないで、上司や社会全体のために全力を尽くすことを指す言葉なんだよ。
「滅私」って部分は、「自分だけの利益や欲望を忘れる」っていう意味があるんだ。つまり、自分だけのことを考えずに、みんなのためになることを考えようとする態度を表しているんだね。
それに対して、「奉公」って部分は、自分の力を社会や上司のために尽くすことを言うんだ。たとえば、自分の仕事を一生懸命やったり、社会のために貢献したりすることを表しているんだよ。
この言葉の元は、「戦国策」っていう古い中国の本にあるんだ。その中では、「滅私奉公」は、自分の欲望を捨てて、国家のために尽力するという意味で使われているんだよ。
だから、誰かが「滅私奉公」って言ったときは、その人が自分の欲望や利益を考えずに、他の人や社会全体のために尽力していることを理解してあげると良いよ。
滅私奉公(めっしほうこう)の使い方
滅私奉公の精神で政治家が国民に尽くしてくれたらいいよね。
そうね。でも今の政治家は全員国民を見下していて、自分たちが上だと思っているわよね。
ああ。それは絶対間違いないね。
この国に救世主のような政治家が現れないかしら。
滅私奉公(めっしほうこう)の例文
- 滅私奉公なんて長続きしない、誰だって自分が可愛いですから。
- 奴隷のように滅私奉公をするところが会社ではなく、ほこりを持って働けるかどうかの方がはるかに重要です。
- 刑事は、私的なものをすべて犠牲にして滅私奉公の精神で勤めなくてはいけない。
- 家族を顧みずに滅私奉公することだけが美徳だった時代はもはや終わろうとしています。
- 高度経済成長期からの日本では、滅私奉公の精神で仕事に邁進する人が多く見られた。
滅私奉公の文学作品などの用例
- それは彼の誠意と滅私奉公の気概によるもので、彼自身それを当然と思っていた。<陳舜臣・阿片戦争>
自分の欲望や利益を捨てて、公の利益を第一に考えるという概念だよ。