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刑鞭蒲朽【けいべんほきゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
刑鞭蒲朽

【読み方】
けいべんほきゅう

【意味】
世の中が平和なたとえ。

【語源・由来】
「刑鞭」は刑具として用いるむちのこと。「蒲」はがまの穂、「朽」は朽ちる、腐る意。中国後漢の劉寛は、打っても痛みが少ないがまの穂で鞭を作り、罪人を打つようにした。「蒲鞭之罰」「蒲鞭之治」の語はここから出て寛厚の政治をいう。ここではこれを踏まえて、そのがまの鞭さえ使わなかったので、いたずらに朽ちてしまったことをいう。(後漢書「劉寛伝」)。

【典拠・出典】
和漢朗詠集』「帝王」

【類義語】
偃武修文(えんぶしゅうぶん)
尭風舜雨(ぎょうふうしゅんう)
千里同風(せんりどうふう)
天下泰平(てんかたいへい)
・内平外成(ないへいがいせい)

刑鞭蒲朽(けいべんほきゅう)の使い方

健太
芸能人の熱愛でワイドショーが盛り上がっているね。
ともこ
刑鞭蒲朽の証拠よね。
健太
そうだね。芸能人の方たちには悪いけど、マスコミが暇すぎて芸能人の私生活を追っているってことは平和だよね。
ともこ
そうよ。新聞の一面のネタが無くなるってことは、とても平和な証拠よ。

刑鞭蒲朽(けいべんほきゅう)の例文

  1. 八月が来るたびに、永遠に刑鞭蒲朽であることを願わずにいられないです。
  2. 刑鞭蒲朽であるために、世界各国は駆け引きをやめるべきです。
  3. 歴史を学ぶと、人は争いを繰り返していますが、刑鞭蒲朽は望めないのでしょうか。
  4. 加賀の前田利家公は、刑鞭蒲朽のために、武器を捨て、文化振興に努めたと言われています。
  5. 徳川家康公のバランスの取れた政治手腕のおかげで、江戸時代は刑鞭蒲朽だったそうです。

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